わが国でもゴールデンウィークの風物詩となった感のあるクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」。その創始者で、アーティスティック・ディレクターを務めるカリスマ音楽プロデューサー、ルネ・マルタンは、ポロシャツにコットンパンツというカジュアルな出で立ちで、クリクリとした澄んだ目でまっすぐに相手を見つめ、そしてたくさんの言葉で仕事をする人です。そんなルネの珠玉の言葉を集めた本が、もうすぐ完成します。

ルネ・マルタン プロデュースの極意──ビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学

著者はルネが絶大な信頼を寄せる音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹さん。林田さんにルネが出した条件はただひとつ──「インタビューをするなら、ぜひラ・ロック・ダンテロンにいらしてください。自然の中で心ゆくまで語らいましょう」。1981年、南仏の自然豊かな小村で若き日のルネが創始し、世界最大級のピアノ・フェスティバルへと育て上げた「ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭」。音楽祭の期間中、延べ10時間以上に渡っておこなわれた対話が本書のベースになっています。

天性のコピーライターともいえるルネの言葉は、音楽の世界にとどまらず、ビジネスを、家庭生活を、そして人生そのものを豊かにしてくれる発想に満ちています。発売は2月24日。どうぞお楽しみに！［G］