永江朗さんの新著『小さな出版社のつくり方』が届きました

休日に事務所に寄ったら、永江朗さんの新刊がポストに届いてました。この10年ほどの間にひとりないし数人で出版社を立ち上げた創業者12人のインタビュー集で、アルテスパブリッシングの章が巻頭に! ページを開いたらついつい止まらなくなって、旧知の羽鳥さん、木瀬さん、下平尾さんの章をはじめ、半分ほど読んでしまいました。

皆さん「仲間」と呼びたくなるような人たち(会社)ばかりなので、それぞれの思いや意志や苦労や状況は「手に取るように分かる」という気になります。そして、永江さんがあとがきでも書いてらっしゃる通り、読んでると「けっこう明るい気持ちに」なります。

このところ『まっ直に本を売る』(苦楽堂)、『本屋がなくなったら、困るじゃないか』(西日本新聞社)など、出版業界の課題をリアルに知ることのできる本が増えていますが、この『小さな出版社のつくり方』も、自らの手で(インディペンデントな)出版業を始めることを考えている人はもちろん、書店や取次など流通に携わる出版業界人、そして書き手の人たちにもぜひ読んで欲しい本です。

『小さな出版社のつくり方』は、猿江商會から今月21日発売開始、定価は本体1600円です。