『アイヴズを聴く』『ミニシアター再訪』がみすず書房『読書アンケート2024』で紹介されました!

みすず書房『読書アンケート2024』では、152名の方々が、2024年に読んだ本のなかから印象深かったものをあげておられますが、弊社刊行書籍のなかからも『アイヴズを聴く』『ミニシアター再訪』が選ばれ、とても嬉しい評とともに紹介されました。

柿沼敏江さん(音楽学)

J・ピーター・バークホルダー『アイヴズを聴く』奥田恵二訳 アルテスパブリッシング、二〇二四年
[略]アイヴズの音楽を知り尽くし、その素晴らしさと面白さ、愉快さを知る人が語る言葉の隅々から、作曲家に寄せる思いが伝わってくる。

松家仁之さん(作家)

J・ピーター・バークホルダー『アイヴズを聴く』奥田恵二訳 アルテスパブリッシング、二〇二四年
[略]アイヴズの評伝が出たことにまず驚く。[略]アイヴズの音楽の「民族性」は、たとえばランディ・ニューマンの音楽にもどこかで通底し、つまり密かな影響を与えたのでは……などと、読後にさまざまな妄想が浮かんだ。

岡田秀則さん(映画)

大森さわこ『ミニシアター再訪』アルテスパブリッシング、二〇二四年
ミニシアターをめぐる書籍は[略]応援の色彩が強い本が多かったが、本書は一九八〇年代のミニシアターブームを関係者インタビューと資料によって本格的に検証した初の成果[略]