intoxicate誌で『アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽』を松山晋也さんが絶賛!

タワーレコードのフリーペーパー『intoxicate』最新号#174に掲載された書評で、松山晋也さんが『アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽』に熱い賛辞を寄せてくれました。

著者はジョアンとの深夜の長電話を録音していたほどで、個人的に親交のあった人ですが、
だからこそ、詳細な足跡をまとめあげ、内部事情的なエピソードや発言(本人お呼び関係者)もてんこ盛りになった伝記を書けたのだろう。

ジョアンがどんな人間だったのか、そして彼の音楽がどのようにして作られ、世界を驚嘆させていったのかが微に入り細を穿つように書きつくされている。

一番スリリングなのは[…]“ボサノヴァ”と呼ばれる新しい音楽を創造してゆく過程だろう。[…]数多の後続者の誰ひとりとしてたどりつけなかった神秘的なまでの表現が生み出されてゆく様子にはドキドキさせられる。

最晩年の3度の日本公演とライヴ盤が特筆すべきものとして語られているのも日本人としてはうれしいところ。

などなど、興奮ぶりが伝わってくる書評をどうもありがとうございました!

この号には『シェーンベルクと若きウィーン』(昨年11月刊)と『オペラ対訳×分析ハンドブック リヒャルト・シュトラウス/楽劇 ばらの騎士』(同12月刊)も、それぞれ板倉重雄さんと古川陽子さんにご紹介いただいています。