メルマガ「インフォ*クリップ」第15号を配信しました。
今回は新刊『聴いて学ぶアイルランド音楽』の関連イヴェントを中心にお届けしました。
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ARTES インフォ*クリップ[vol.015] 2008/12/20
■アルテスパブリッシング
□鈴木 茂・木村 元・船山加奈子・松岡靖子
□www.artespublishing.com
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□ CONTENTS
・好評発売中! 『聴いて学ぶアイルランド音楽』
・『聴いて学ぶアイルランド音楽』刊行記念イヴェント
・『ピーター・バラカンの出前ジュークボックス』vol.2
・『千住 Art Path 2008』に片山杜秀さんが出演
・ただいま編集中1──『コンサートホールの音響と音楽表現』
・ただいま編集中2──『ポップ・アフリカ ディスクガイド700』
・ウェブ連載「反ヒューマニズム音楽論」第3回を更新
・『音盤考現学』『音盤博物誌』ますます好調!
・オンラインショップ「音楽専門館」に出店
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
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■ 好評発売中! 『聴いて学ぶアイルランド音楽』
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□『聴いて学ぶアイルランド音楽』(27曲収録のCD付き)
ドロシア・ハスト+スタンリー・スコット著 おおしまゆたか訳
さっそくブログで紹介してくださる方も多く、売れゆき好調です。
アイリッシュ・トラッドの本は久しぶりですし、これまではリスナ
ーや演奏家が書いたものが多かったのに対して、これは学者がかっ
ちりと、でも読みやすく書いたものなので、たくさんの方が待って
ていてくださったようです。ルナサやアンディ・アーヴァインの未
発表録音が入ったCDも聞き応えたっぷりですので、関心のある方は
ぜひお求め下さい。 [鈴木]
●CDに収録されているおもなミュージシャン
ルナサ、ケヴィン・クロフォード、アンディ・アーヴァイン、
ケヴィン・バーク、ジョー・ヒーニィ、メアリ・マクナマラ、
ポッゥドリギーン・ニ・ウーラホーン、レン・グレアム、
ミホール・オ・スーラウォーンほか
A5判・並製・192頁・CD付き
定価:本体2500円+税
発売:2008年12月10日
ISBN978-4-903951-03-4
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■ 『聴いて学ぶアイルランド音楽』刊行記念イヴェント
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刊行を記念して12月21日(日)午後3時からディスクユニオン新宿
本館で訳者のおおしまゆたかさんのトークショーが開かれます。入
場無料ですが、客席の数にかぎりがありますので、ご来場はお早め
にどうぞ。
日時:2008年12月21日(日) 15:00-16:00
場所:ディスクユニオン新宿本館5F ルーツ&トラディショナル館
講師:音楽評論家/翻訳家 大島豊 氏
http://www.artespublishing.com/blog/2008/11/20-239
http://blog.diskunion.net/user/uncledog/tapestry/10176.html
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■ 『ピーター・バラカンの出前ジュークボックス』vol.2
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ピーターさんのDJ番組を生で体験できる『ピーター・バラカンの出
前ジュークボックス』、Vol.2を来年1月25日(日)に開催します。
前半は『聴いて学ぶアイルランド音楽』の訳者おおしまゆたかさん
が登場して、アイルランド音楽特集をお届けします。乞うご期待!
詳細は http://www.uplink.co.jp/factory/log/002888.php をご覧
下さい。 [鈴木]
【日時】09年1月25日(日)14:30開場 15:00開演
【出演】ピーター・バラカン(ブロードキャスター)、おおしまゆ
たか(翻訳家・音楽評論家)
【料金】1800円(1ドリンク付き)
【会場】アップリンク・ファクトリー(渋谷駅徒歩7分)
http://www.uplink.co.jp/factory/log/002888.php
Tel.03-6825-5502
【予約】1)お名前 2)予約希望人数(一度の予約で3名様まで)
3)ご住所 4)電話番号 を明記のうえ、件名を「出前
ジュークボックスVol.2」としてfactory●uplink.co.jpま
でメールでお申し込み下さい。
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■ 『千住 Art Path 2008』に片山杜秀さんが出演
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12月21日(日)に、片山杜秀さんが東京芸術大学でトークショーを
行ないます。同大音楽学部音楽環境創造科の学生によるオープンプ
ロジェクト『千住 Art Path 2008』(12/20-21)で行われるトーク
セッション「ART TALKS」に、ゲストの一人として出演。片山さん
が出演する「ART TALK」以外にも、面白そうなイベントが盛りだく
さんです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
『千住 Art Path 2008』 特別企画「ART TALKS」
ホスト:毛利嘉孝(東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科准教授)
12月20日(土)
14:00-15:30 テクノロジーとアート:メディアアートの現在
四方幸子(キュレーター、東京造形大学特任教授)
16:00-17:30 アートと想像力:視聴覚交換マシン、ポストペッ
トから「オープンスカイ」プロジェクトまで
八谷和彦(メディア・アーティスト)
12月21日(日)
14:00-15:30 デジタル時代の音楽:著作権、音楽産業、そして
音楽文化
津田大介(IT・音楽ジャーナリスト)
16:00-17:30 音楽を批評すること:『音盤考現学』と『音盤博
物誌』
片山杜秀(思想史研究、音楽評論家、慶応大学准
教授)
◇会場:東京芸術大学千住校地 第一講義室
◇入場無料・学外者も入場可
◇公式サイト http://www.senjuartpath.com/
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■ ただいま編集中1──『コンサートホールの音響と音楽表現』
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来年1月刊行の新刊は、神戸大学名誉教授、安藤四一さんの『コン
サートホールの音響と音楽表現──理論と応用』です。「コンサー
トホールは、科学と芸術が出会う場所である」という信念のもと、
かずかずのホールの音響設計にたずさわってきた著者が、これまで
の研究の集大成として、そして研究者、技術者、音楽家などホール
にかかわるすべての人びとへの提言として書きおろしたもの。「理
論篇」では、音を聴く側の心理的な好み、聴覚や視覚、またそれら
を統合する大脳活動と、音の科学的側面(時間的・空間的基礎感覚)
との関係を豊富な図表で解説。「応用編」では、聴者・演奏者・指
揮者にとって、もっとも理想的なコンサートホールとはなにかを問
い、シュー・ボックス形、木の葉形など実際の設計例をあげながら、
理想的なホールの構造を追求しています。
A5判・並製・192頁(予定)
予価:本体4200円+税
発売:2009年1月27日
ISBN978-4-903951-12-6 C1073
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■ ただいま編集中2──『ポップ・アフリカ ディスクガイド700』
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エジプトやアルジェリアなど北部の国以外の「ブラック・アフリカ」
46カ国のポピュラー・ミュージックを集大成した画期的なディスク
・ガイドの登場です。紹介しているディスクは歴史的な名盤から近
年の注目盤まで、総数なんと700枚! ありとあらゆるジャンル、
ミュージシャン、バンドが網羅されているといっていいでしょう。
すべて著者・荻原和也さんの書き下ろし、ジャケット写真付きです。
アフリカ音楽の総合的なガイドブックというと、あの衝撃的だった
キング・サニー・アデの来日公演からまもない84年の暮れに出版さ
れた中村とうようさんの『アフリカの音が聞こえる』(ミュージッ
ク・マガジン)だけでした。24年経ってようやく跡を継ぐ本を世に
出せることになって感慨深いものがありますが、なにしろこれは力
作です。ご期待ください。 [鈴木]
A5判・並製・208頁(予定)
予価:本体2000円+税
発売:2009年2月
ISBN978-4-903951-13-3 C0073
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■ ウェブ連載「反ヒューマニズム音楽論」第3回を更新
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若尾裕さんのウェブ連載「反ヒューマニズム音楽論」の第3回を更
新しました。
http://www.artespublishing.com/serial/wakao/index03.html
第2回にひきつづき、第3回でも「近代西洋音楽における生政治」
に焦点があてられます。ドイツにおいて「音楽学」という学問の基
礎が固められていった過程が、ワイマール期からナチスが抬頭する
までの政治思潮とパラレルであり、いっぽうで芸術性や精神性とい
う「大義」を「現代音楽」に押しつけて自由になったポピュラー音
楽が、そのかわりに「短時間内に情動を供給するという役割」を担
わされ、その結果「人の情動を社会的に管理するための一種のツー
ル」になっていく様子が描き出されています。
視聴覚文化研究などで知られる細馬宏通さんが、さっそくブログで
「わたしたちが音楽を演奏し、聴くときに無意識のうちにとる構え
を、ひとつひとつ解きほぐす試みが続けられつつある」と書いてく
ださるなど、注目が集まってきている様子も! 今後の展開が楽し
みです。 [木村]
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■ 『音盤考現学』『音盤博物誌』ますます好調!
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毎日新聞読書欄で毎年恒例の「2008年『この3冊』」で、川本三郎
さんが『音盤博物誌』を、そして三浦雅士さんが『音盤考現学』を
選んでくださいました!(12/14付け)
川本三郎さんには「片山杜秀さんのクラシック評論は、なじみの薄
い現代音楽の作曲家や演奏家への興味をかきたててくれる好著。音
楽評論に新風が」と、三浦雅士さんには「あっけにとられるような
博識と才筆によって、とりわけ日本現代音楽の面白さをほとんど強
引に納得させてくれる」と高く評していただきました。
他にも『Sound & Recording Magazine』(2009年1月号)「Books」
コーナーでは、横川理彦さんが『音盤博物誌』を「強烈な傑作で、
批評の対象になっている作曲家や演奏家に詳しくなくても十分に楽
しく読め、とても刺激的」と評価していただくなど、ますます各界
から広く注目されてます。
先般の吉田秀和賞、サントリー学芸賞のダブル受賞を受け、『音盤
考現学』は4刷、『音盤博物誌』は3刷と増刷を決めました。帯に
は「ダブル受賞!」の文字が躍っております。
この2冊、内容は無類におもしろいとはいえ、現代音楽を中心にし
たたいへんマニアックな内容で、発刊当時はまさかここまで広く読
んでいただけるとは想像していませんでした。応援してくださった
皆々様にあらためて御礼申し上げます。 [木村]
『音盤考現学』
http://www.artespublishing.com/books/903951-04-1.html
『音盤博物誌』
http://www.artespublishing.com/books/903951-07-2.html
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■ オンラインショップ「音楽専門館」に出店
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東京書籍が運営するオンラインショップ「音楽専門館」に、アルテ
スも出店することになりました。「音楽専門館」は、「音楽のある
くらし・音楽でいっぱいの学校」をコンセプトとしたショップで、
書籍、CD、DVD、楽譜、音源などの商品を幅広く扱っています。
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/
こちらでは、アルテスの商品購入ができるようになっただけでなく、
アルテス企画のWEB連載もはじまりました。第1弾は、野川美穂子さ
んによる「日本音楽への招待」です。連載は今後どんどん増えてい
く予定ですので、どうぞご期待ください。 [松岡]
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■ 最近のアルテス──書評・イヴェントなど
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・『バレンボイム音楽論』が、『BRUTUS』654号(マガジンハウス)
の特集「2009年のキーパーソン30人を知る本ガイド」のなかでと
りあげられました。「音楽から始まる和平。」と題して「発言す
る音楽家」バレンボイムが紹介されています。同書は『stereo』
(09年1月号)、『音楽の友』(09年1月号)、WEB『CLASSICA』
(12/16付)でも紹介されました。
・『無伴奏』が、12/11の「OTTAVA amoroso」でとりあげられ、音
楽評論家の林田直樹さんから「慎重な言葉遣いと集中した思考で、
この作品[イザイの無伴奏ソナタ]の深部に分け入り、ヴァイオ
リン音楽、とりわけソロというものの孤独な本質について述べら
れています」と評価していただきました。ほかに『レコード芸術』
(09年1月号)でも紹介されました。
・管楽器を全方位で楽しむ雑誌『楽器族。ブラストライブ』Vol.10
(三栄書房)で『聴いて学ぶアイルランド音楽』が紹介されました。
・12/8発売の『週刊ポスト』(小学館)Book Reviewコーナーで作家
の重松清さんが『「at武道館」をつくった男』を「この世代[団
塊]を、この距離で、この角度で見ていなければ書けないクロニ
クルになっている」と高く評価してくださいました。
・11/18の「OTTAVA amoroso」にて、音楽評論家の林田直樹さんが
『バレンボイム音楽論』を「音楽の真実を追求したいと思ってい
るすべての人にとって必読の名著」と紹介してくださいました。
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■ アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
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◎ライヴ/コンサート/イヴェント
1/8|アントネッロ第2回定期公演《聖母マリアのカンティガス》
1/10-17|グレン・ティルブルック
1/14,15|スウェル・シーズン
1/20,21他|吉田美奈子&渡辺香津美
1/22|マイア・バルー
2/6-11|ソウル・フラワー・モノノケ・サミット旧正月ツアー
2/11|宮内庁式部職楽部《振鉾》《青海波》
2/21|ハンバートハンバート
2/21,22|ティト・キカス
2/22|あがた森魚とZIPANG BOYZ 號の一夜
2009/03/14=experiments,03/19=live|eX.10「ROSCO plays 川
島&山根」
3/20-29|ソウル・フラワー・ユニオン「闇鍋音楽祭2009」
4/19|ル・ポエム・アルモニーク
4/23-29|ヴェーセン
◎新刊音楽書
新刊 後藤雅洋(著)『ジャス喫茶リアルヒストリー』河出書房新社
新刊 烏賀陽弘道(著)『カラオケ秘史──創意工夫の世界革命』
新潮新書
佐々木敦(著)『「批評」とは何か? 批評家養成ギブス』メディ
ア総合研究所
大谷能生(著)『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』
メディア総合研究所
林田直樹(著)『クラシック新定番100人100曲』アスキー新書
S・クレイグ・ワトキンス(著)『ヒップホップはアメリカを変え
たか?』フィルムアート社
hatao(著)『はじめてふれる世界の楽器「地球の音色」ティン・
ホイッスル編(CD付)』プロキオン・スタジオ
『北山修/きたやまおさむ 百歌撰』ヤマハミュージックメディア
湯浅譲二+西村朗(著)『未聴の宇宙、作曲の冒険』春秋社
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ARTES インフォ*クリップ[vol.015] 配信数:1,125
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発行日:2008年12月20日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
東京都稲城市若葉台3-1-1 B-3F 〒206-0824
TEL 042-313-2545|FAX 042-313-2544
info●artespublishing.com
営業部:東京都杉並区下井草4-9-10-101 〒167-0022
TEL 03-6420-3860|FAX 03-3301-3800
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