ARTESインフォ*クリップ[vol.133]アルテスの2019年&ベスト・オブ2019!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.133]2020/1/10
アルテスの2019年&ベスト・オブ2019!号
アルテスパブリッシング
http://artespublishing.com
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新年明けましておめでとうございます。
“音楽を愛する人のための出版社”アルテスパブリッシングは
おかげさまで今年4月から創業14年目に入ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

讀賣新聞に『音楽で生きていく!』の書評が掲載され、
『ジャズの「ノリ」を科学する』の3刷を決めるなど
幸先良いスタートとなった2020年ですが、
新春第1号のインフォ*クリップは、
毎年恒例、アルテスの2019年を振り返りつつ、
代表ふたりの「ベスト・オブ2019」をお届けします。

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■ アルテスパブリッシングの2019年
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創業13年目となる2019年はこんな年でした。

◎2018年と同じく過去最高となる20タイトルの新刊を世に出しま
した。担当編集者別だと木村が11冊、鈴木が5冊、沼倉が3冊、松
岡が1冊となり、木村の生産力が際立っています。そのうち4点は既
刊の新版/新装版で、1点は発売をお引き受けしたもの。

電子書籍はゼロに終わってしまったので、今年は挽回するつもりです。

◎新刊20点のうち増刷したのは『YMOのONGAKU』『合唱指揮者とい
う生き方』『ジャズの「ノリ」を科学する』の3タイトル。
2018年以前の既刊の増刷は12タイトルを数えました。創業以来の
総刊行点数が200点に近づいてきて(電子版の雑誌は除く)、バッ
クカタログが経営の支えになりつつあるのを実感しています。

◎リットーミュージック、DU BOOKSとの3社合同フェアをはじめ、
書店、楽器店、CDショップで今年も16のフェアを開催していただ
きました。

◎新刊の刊行記念など主宰/参加したトークショーなどのイヴェン
トは今年もまた25本ほどを実現できました。

◎『新しい和声』につづいて東京藝術大学の教授陣が執筆した『楽
典音楽の基礎から和声へ』を4月に刊行しました。従来の楽典とは
一線を画すコンセプトを高く評価していただいています。

◎ゴールデン・ウィークに定着したクラシックのお祭り「ラ・フォ
ル・ジュルネTOKYO」の、これが4冊目となる公式本『旅する作曲
家』を刊行しました。

◎3年半ほど在籍した沼倉が昨年末で退社しました。新たな職場で
もてる力を存分に発揮して編集者として活躍してくれることを期待
しています。

◎2010/11年シーズンから担当させていただいているNHK交響楽団
の定期会員機関誌兼定期演奏会プログラム『フィルハーモニー』の
企画・編集も現在10シーズン目(2012/13年シーズンからはウェブ
サイトもお手伝いしています)。首席指揮者にパーヴォ・ヤルヴィ
を迎えて以来ますます意欲的に活動を続けるNHK交響楽団の2020年
にもどうぞご期待ください。

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■ 代表ふたりが選ぶベスト・オブ2019(長いです)
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【木村 元】

昨年は11冊の新刊を担当して世に出すことができました。均すと毎月
1冊弱出していることになるので、流れ作業のようにやってるよう
に思われるかもしれませんが、だいたい1冊に平均して2年以上は
かかっています。それが世に出るタイミングがたまたま「ほぼ毎
月」ということになっているだけで(ひと月に3冊出した月もあり
ましたが)、1冊1冊にそれぞれ一言では語れない歴史があるのです。
ですから、会う人から「いまどんな本をやってるんですか?」と聞
かれると、とても困ってしまいます。そういう人はほぼ「次に出る
本は何ですか?」という意味で訊いてくれているのだと思うのです
が、「いまやっている」のは「あと2年くらいしたらようやく刊行
できそうな本」であったり、「半年後の出版記念イヴェントに間に
合わせるために著者と構成を詰めている最中の本」だったりするの
で、「何について話そうか」とフリーズすることもしばしばです。
そもそも人に語れるだけ企画が固まってないのに、やたらそのテー
マのことばかり考えている、というときだってあったりするし、多
少は「守秘義務」的なこともあったりするので、答えられないこと
も多々あり。そんなわけで、2020年の抱負は「人様に訊かれたと
きに明快に説明できるように、自分のやっている仕事を整理する」
です(長い)。

さて、そうした仕事のあいまを縫って、昨年もたくさんの演奏会や
読書を楽しみました。そんななかからとくに心に残ったものをご紹
介します。

◎コンサート
イアン・ボストリッジ|「冬の旅」リサイタル(1月17日/王子ホール)
2017年2月に『シューベルトの「冬の旅」』(岡本時子+岡本順治
訳)を出版して以来、夢見ていた来日公演が実現。ドイツ・リート
のリサイタルとは思えないくらい、芝居のように身体を使った演奏
に魅了されました。

神戸市室内管弦楽団 第146回定期公演 東京公演(3月22日/紀尾井ホール)
モーツァルトのピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271「ジュナミ」(ピ
アノ:久元祐子)をメンデルスゾーンの2曲(序曲「真夏の夜の
夢」と交響曲第3番イ短調「スコットランド」)で挟むという構成
(指揮:石川星太郎)。翌週(3月28日)サントリーホールでおこ
なわれたオーケストラ・アンサンブル金沢の東京公演でも同じモー
ツァルトのK271(こちらは「ジュノム」と表記)を聴いたのです
が、いずれも地方の室内オーケストラの底力を見るような公演でし
た。

湯浅譲二の音楽(7月27日/トーキョーコンサーツ・ラボ)
湯浅譲二さんの90歳のお祝いに開催された演奏会の2日目で、室内
楽を特集。最初期の《二つのパストラール》(1952)から《おや
すみなさい》(2013)までじつに60年以上にわたる創作の道程を
さっと駆け足でたどる趣向でしたが、作風はそれぞれに異なれど、
どの作品も演奏家をモティヴェイトする作品の強度がすごいです。

アントネッロ|オペラ「オルフェオ物語」
(8月15日/川口総合文化センター リリア 音楽ホール)
アルテスも制作に協力し、8月14日から17日の4日間、川口総合文
化センター リリアで開催された「ダ・ヴィンチ音楽祭in川口Vol.
1」の目玉公演。主催者側の立場だから言うわけではなく、濱田芳
通さんのピリオド演奏家としての哲学が十全に具現化された素晴ら
しいステージであっただけでなく、純粋にエンタテインメントとし
てもクオリティの高い公演で、満場の聴衆全員が心から楽しんでい
たと思います。こちらは手前味噌ですが、この公演の前にアルテス
が企画しておこなったトーク・イヴェント「音楽家レオナルド・ダ
・ヴィンチ」(出演:金澤正剛、矢澤孝樹、いのうえとーる)は、
濱田さんがダ・ヴィンチのオペラを復活上演することの意味を明ら
かにしてくれる刺激的な内容で、連続してオペラ公演を鑑賞された
方々は、大げさにいえば「古楽とは何か」ということを実体験する
ことができたのではないかと思います。

高橋悠治作品演奏会II|般若波羅蜜多 プラジュニャー・パーラミター
(10月29日/東京オペラシティ リサイタルホール)
杉山洋一と波多野睦美の共同企画による高橋悠治個展の第2弾。演
奏会のタイトルにもなっている《般若波羅蜜多》がとにかく圧倒的。
最近のクールな悠治節とはまるで異なる血も汗もほとばしるような
強烈な世界でした。電子音響を高いクオリティで蘇らせた有馬純寿
さんの仕事に拍手を。

平井千絵|フォルテピアノ リサイタル
「プレイエル・ピアニーノで聴く マヨルカ島のショパン、そして」
(11月1日/東京オペラシティ 近江楽堂)
ショパン《24の前奏曲》作品28を中心とするプログラム。ピアニ
ーノというのは簡単にいえばアップライト・ピアノ。とうぜんのこ
とながらグランド・ピアノにくらべて音量や音のクリアさについて
は劣るのですが、だからこそショパンがこの作品にこめた禍々しい
までの情念とでもいえそうなパッションを、塊で聴衆にぶつけてく
るようなサウンドで、終演後しばし言葉を喪うような衝撃を受けま
した。カラー写真に対するモノクロ写真、ステレオに対するモノラ
ル、ディジタルに対するアナログといった対比もできるかもしれま
せん。これもまた「古楽とは何か」という問いにひとつの有効な答
えを提示してくれる演奏会であったと思います。

◎本
むかしは本を読んでいて気になった箇所に線を引いたりしていたの
ですが、ここ数年はEvernoteというアプリを使って抜き書きをして
います。昨年読んだ本の抜き書きの中から1片ずつ選んでみました
(小説などは基本的に抜き書きをしないので、ここには登場しませ
ん)。

細馬宏通『介護するからだ』〈シリーズ ケアをひらく〉(医学書院、2016)
「[…]高齢者を、単に一方的な介助の相手としてではなく、
介護行動のパートナーとして見直す[…]」

中沢新一『増補改訂 アースダイバー』(講談社、2019)
「まったく東京は巨大なドーナツのつくりをしているのだ。
 ドーナツのまん中には穴が開いている。それと同じように、
東京の中心にも穴が開いている。この都市の中心は空なのである」

木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義──現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』
(星海社新書、2019)
「テクノロジーと資本のポジティブ・フィードバック・プロセス─
─非ー人間的な「ダークな意思(dark will)」が、近代というグロ
ーバル体制を溶解させるにまで高まる一点、それこそがシンギュラ
リティであり、またそれを推し進めようとする思想こそが加速主義
と呼ばれる当のものに他ならない」

鶴ヶ谷真一『記憶の箱舟──または読書の変容』(白水社、2019)
「[素読において]文字をさし示して音読させることで、視覚と聴
覚に注意を集中させ、意味を周到に抜き去っておく。それは意味と
いう概念の定着する意識を透りぬけ、より深い無意識の層に、つま
り身体性にまで沁みとおらせるメソッドであった」

帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ──答えの出ない事態に耐える力』
(朝日新聞出版、2017)
「共感を持った探索をするには、探求者が結論を棚上げする創造的
な能力を持っていなければならない」

近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』(河出書房新社、2019)
「一つひとつのモノと真正面から向き合うことで、モノは私たちに
いろんな感情をまざまざと呼び起こしてくれます。そのときの感情
を、逃げずにきちんと味わうこと。そこから学んだことこそが、こ
れから生きていくエネルギーに転換されていくのです」

ヤニス・バルファキス/関美和訳
『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』
(ダイヤモンド社、2019)
「つまるところ、満足と不満の両方がなければ、本物の幸福を得る
ことはできない。満足によって奴隷になるよりも、われわれには不
満になる自由が必要なのだ」

東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生──動物化するポストモダン2』
(講談社現代新書、2007)
「私たちは、一回かぎりの生を、それが一回かぎりではなかったか
もしれない、という反実仮想を挟みこむことで、はじめて一回かぎ
りだと認識することができる」

ピエール・バイヤール/大浦康介訳『読んでいない本について堂々
と語る方法』(ちくま学芸文庫、2016)
「文学や芸術の役目は、批評の対象となることではなく、批評家に
書くことを促すことである。というのも、批評の唯一にして真なる
対象は、作品ではなく、自分自身なのである」

荒木優太編著『在野研究ビギナーズ──勝手にはじめる研究生活』
(明石書店、2019)
「研究とは、ある意味で無限につづけられるものだ。[略]
 こういった際限なさに関して紙によるアウトプットは、暫定的な
切断線、ある研究を終わらせる/新たに始めさせる、強制力として
機能する。
[略]成果を物にして流通させることは、自分の研究のアピールで
あると同時に、物がもっている不可逆性の力を借りて自らの構えを
改めるマインド・リセットの知恵でもある」(荒木優太)

柿木伸之『ヴァルター・ベンヤミン──闇を歩く批評』
(岩波新書、2019)
「(…)真に何かを語る言葉は、けっして情報伝達の手段とはなり
えないかたちで、自己自身を直接に語り出すのだ」

ヴァルター・ベンヤミン/山口裕之編訳
『ベンヤミン・アンソロジー』(河出文庫、2011)
「異質な言語のうちに呪縛された純粋言語を、自分自身の翻訳の言
語のなかで救済すること、作品のうちにとらわれた言語を作品の改
作において解放すること、それが翻訳者の課題なのである」(「翻
訳者の課題」)

森本あんり『異端の時代──正統のかたちを求めて』(岩波新書、2019)
「その[プロテスタント病の]本質をひとことで言うと、「意志力
の崇拝」つまり「やればできる」と信じたがる精神である。この病
は、特にアメリカで重篤である。この観点からすると、オバマとト
ランプという、他の諸点では強い対照を示す二人も、ともに〈Can-
do Spirit〉の持ち主として、まったく同じ病態を示している、とい
う診断になる」

國分功一郎『原子力時代における哲学』(晶文社、2019)
「真理を語りつつも[ソクラテスのように]殺されないようにする
こと──これこそが、プラトンによって開始された哲学に、当初か
らつきまとっていた課題ではないか」

【鈴木 茂】

2019年に担当した新刊は『YMOのONGAKU』『新装版はじめての編集』
『新版魂(ソウル)のゆくえ』『ジャズの「ノリ」を科学する』
『文化系のためのヒップホップ入門3』のわずか5冊でしたが、
その分ずっと抱えているいくつかの大型企画を大きく前進させるこ
とができました。原稿に取り組む時間を確保するためにライヴやイ
ヴェントはずいぶん我慢して、自宅と事務所を往復する日々が続い
ていた…はずだったのですが、それはどうやら気持ちだけだったよう
で、こうして1年を振り返ってみたら平均して週に1回はライヴやイヴ
ェント、展覧会などに足を運んでいたことがわかり、自分でも驚いて
います。

自宅で長年使っていたプリメイン・アンプ(スウェーデンBow
Technology社のWazoo)を初夏に手放し、デノンを導入したのが
音楽生活では大きな出来事でした。グレードが落ちたので音響の
快楽は若干薄まったものの、PCやテレビからの再生が便利になって
快適です。

◎音楽(アルバム)
ストリーミング・サービスで聴いて気に入り、ちゃんとした音で聴
きたくなったらCDを買う(自宅のオーディオではまだCDのほうが
音質が良いのです)、を繰り返すなかで印象に残った11のアルバム
を挙げてみました(順不同)。

John John Festival、tricolor、hatao & namiの3組はいずれも
日本のミュージシャンたち。アイルランド/ケルト圏の音楽をベースに
しながら今やすっかりオリジナルな音楽性を築いていて素晴らしいです。
O’Jizoの『Cranking Out』もお薦めします。昨年はアルバムを
発表していませんが、9月にゆっくりお話することができた寺尾紗穂
さんのアルバムもよく聴きました。

ROTH BART BARON『けものたちの名前』
優河『めぐる』
松田美緒『おおいたのうた』
KIRINJI『cherish』
サカキ・マンゴー『ビンテ・クライ・ベイビー』
John John Festival『Live at 求道会館』
tricolor『キネン』
hatao & nami『5分間の魔法』
ジョアン・ジルベルト『LIVE IN TOKYO Special Blu-ray BOX』
Bill Frisell『HARMONY』
Billie Eilish『dWhen we all fall asleep, where do we go?』

◎コンサート/ステージ
3回出かけたのが山田うんカンパニーのダンスと、ジャズ作編曲家
・挾間美帆さんのライヴ。うんさんのほうはプリミティヴな祝祭性
を感じた『いきのね』が、挾間さんはシャイ・マエストロを迎えた
新作のピアノ協奏曲とBBCプロムスでのm_unitの公演が強烈でした。

ヴェーセン 2/2, 3, 4@近江楽堂
Co.山田うん『いきのね』 2/16@神奈川芸術劇場
No Nukes 2019(アジアン・カンフー・ジェネレーションほか)3/24 豊洲PIT
ブラッド・メルドー・トリオ 5/31@サントリーホール
Com↔︎Positions Big Band(挾間美帆×Ryo Konishi Big Band)6/10@下北沢タウンホール
冬にわかれて(寺尾紗穂)+山崎かおり(空気公団) 6/19@渋谷クラブクアトロ
ネオ・シンフォニック・ジャズ@芸劇(挾間美帆×原田慶太楼
 ×シャイ・マエストロ×東京フィル 8/30@東京芸術劇場
アプリコ・ブラジル・コンサート(アンドレ・メマーリ、オルケストラ・
 サンバドール・オリエンチほか) 9/7@大田区民ホール・アプリコ大ホール
優河 9/24@WWW
Dos Orientales(ウーゴ・ファットルーソ&ヤヒロトモヒロ)
 10/19@ライヴ・マジック2019
トン・ゼー 10/31@三鷹市公会堂光のホール
挾間美帆m_unit(BBCプロムス) 11/1@Bunkamuraオーチャードホール
角銅真実 12/13@吉祥寺・キチム

◎本
年末のメルマガにもチラッと書きましたが、秋以降はまっていたの
が経済(学)の入門書。財政や金融の仕組みにいくらなんでも知識
がなさすぎるのをなんとかしたかったのと、MMT(現代貨幣理論)に
興味を惹かれたことがきっかけでした。もし同じように基本の基本を
知りたいという方は、沼倉に薦められた『キミのお金はどこに消える
のか』と平川克美さんお薦めの『全国民が読んだら歴史が変わる奇跡
の経済教室』をぜひ手にとってみてください。
とくに後者の痒いところに手が届く分かりやすさは素晴らしいです。
「信用貨幣論(貨幣とは負債の一種である)」なんてじつに面白いです。
ただし、いずれもMMTに依ったものなので、それなりの偏りはあるか
もしれません。そこは僕には判断しかねますので、ご承知おきください。

井上純一『キミのお金はどこに消えるのか』(2018刊)KADOKAWA
井上純一『キミのお金はどこに消えるのか 令和サバイバル編』同
中野剛志『全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【基礎編】』KKベストセラーズ
中野剛志『全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】』同
ブレイディみかこ×松尾匡×北田暁大『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』亜紀書房(2018刊)
藤井聡『MMTによる令和「新」経済論』晶文社
寺尾紗穂『彗星の孤独』スタンド・ブックス(2018刊)
青山ゆみこ『ほんのちょっと当事者』ミシマ社
植本一子『台風一過』河出書房新社
高村薫『われらが少女A』毎日新聞出版
山崎ナオコーラ『ブスの自信の持ち方』誠文堂新光社
将基面貴巳『日本国民のための愛国の教科書』百万年書房
キム・エラン『外は夏』亜紀書房

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ARTES インフォ*クリップ         配信数:2393通
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発行日:2020年1月10日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
〒155-0032 世田谷区代沢5-16-23-303
TEL 03-6805-2886│FAX 03-3411-7927
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