8/23|ピアノが鳴ってしまう

銀行や市役所をまわってから(わたくし、総務担当なもんで^^)、梅丘の橋本金夢さんの仕事場へ。ややこしい歴史地図の依頼。細かいこといわずに「まかせとけ」ってスタンスがほんと気持ちいい。
巣鴨のピティナで福田専務理事と事務局の實方さんと、これから始まるウェブ連載について打ち合わせ。ピティナのウェブサイトを「ヴァーチャル学会」というイメージで展開したい、という福田さんの構想に深く賛同。これからは学問の時代です。
バビューンと新宿へ。片山杜秀さんと冬に出す新刊の打ち合わせ。9月に出る右翼の本がようやく校了になったそうで、充実のご様子。先週、自宅書庫が蔵書の重量で「全壊」したとのこと。笑っちゃいけないけど涙が出るほどおかしい。
夜は原宿で大井浩明さんのリサイタル。川島素晴さんの「eX.(エクスドット)」シリーズの一環で、ひさびさのオール現代音楽もの。この人の音色がとにかく好き。理屈抜きで気持ちいい。ピアノを鳴らそうというのではなく、ピアノがみずから欲して鳴ってしまう、そんなイメージ。これは大井さんがブログなんかで書いている「脱力」ということの要諦だろうし、なにより、「現代音楽は美しいか」という永遠のテーマにひとつの解を与えるものだと思う。だって、美しいんだもん。[木村]