3/25 片山杜秀さんと横川理彦さんのトークセッションをおこないます!

クラシック迷宮図書館

アルテスでは、1月の『クラシック迷宮図書館』にひきつづき、今月下旬に『続・クラシック迷宮図書館』を刊行します。この2冊で、片山杜秀さんの「音楽書書評集成」がひとまず完結。それを記念して、ジュンク堂書店新宿店で横川理彦さんとのトークセッションを開催します。
横川さんはさまざまな分野に才能を発揮するミュージシャンですが、『サウンド&レコーディング・マガジン』で長年続けてらっしゃる音楽書の書評は、いちどに数冊をひとつのテーマで串刺しにするという独特のもの。今回が初顔合わせ、無類の音楽書の読み手・語り手であるおふたりによる「音楽書談義」が楽しみです。詳細は以下のとおりです。
『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』刊行記念
片山杜秀×横川理彦トークセッション
「音楽は読め!」
3月25日(木)19時開演(18時30分開場)
ジュンク堂書店新宿店8階喫茶室
入場料:1000円(1ドリンク付き)
定員:40名
受付:7Fカウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店新宿店 TEL.03−5363−1300
『音盤考現学』『音盤博物誌』で吉田秀和賞およびサントリー学芸賞を受賞、一躍、時の人となり、新しい批評の扉を開けた片山杜秀。音楽はもとより、演劇やダンスのための音楽制作など、エネルギッシュな活動を続ける横川理彦。長年、音楽書のレビューを続けているこの二人が、初めて顔をあわせ、「音楽を語る」という不可能について、とことん語り合う!
・片山杜秀(かたやま・もりひで)
1963年生まれ。音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部准教授。国際日本文化研究センター客員準教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』(以上、アルテスパブリッシング)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、共著書に『伊福部昭の宇宙』(音楽之友社)、『日本主義的教養の時代』(柏書房)、監修書に『日本の作曲家』(共同監修、日外アソシエーツ)など。朝日新聞、産経新聞、『レコード芸術』『CDジャーナル』等で音楽評を執筆。2006年、日本近代音楽研究の業績により京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を、2008年、『音盤考現学』および『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞、第30回サントリー学芸賞を受賞。
・横川理彦(よこがわ・ただひこ)
1957年生まれ。京都大学を卒業後、本格的な演奏活動に入り、82年にアルバム『99.99』でキングレコードからデビュー、その後4-D、P-Model等に参加、電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルに至る。ストリングス・トリオBios主宰、pickレーベルからのソロアルバム、即興を中心としたライヴ活動などの他、演劇やダンスのための音楽制作など国内外で幅広く活動中。『サウンド&レコーディング・マガジン』で長年音楽書のレビューを続けている。

[木村]