毎日新聞に『音楽家は本を読む。』の書評掲載

本日(2025年10月25日)付の毎日新聞朝刊に浦久俊彦著『音楽家は本を読む。 浦久俊彦の乱読道場』の書評が掲載されました。評者はライターの永江朗さん。

『音楽家は本を読む。 浦久俊彦の乱読道場』=浦久俊彦・著|今週の本棚|毎日新聞

 古来、西欧では、「ムジクス(音楽家)」と「カントル(楽士)」というふたつの呼び名があるという。カントルは「ただ演奏し歌うだけの人」。それに対してムジクスは「音によって世界を解きあかそうとする人」。ムジクスになるには音楽を生み出す土壌となった文化や歴史についての教養が必要だが、日本の音楽教育にはこれが欠けていると著者は言う。楽器は上手に弾けても音に深みがない。音楽に限らず、あらゆる分野にあてはまりそう。

多岐にわたる内容をみごとに要約し、著者の思いを伝えてくださってありがたいかぎりです。

明日26日は「軽井沢ブックフェスティバル」に浦久俊彦さんが登場。編集者の河野通和さんと「軽井沢ひとり図書館」について語ります。「本を読む音楽家エッセイコンテスト」も始動。さまざまな展開にご注目ください!