金融ファクシミリ新聞に『音楽家は本を読む。』の書評掲載

金融・証券分野の専門メディア「金融ファクシミリ新聞」に、浦久俊彦著『音楽家は本を読む。 浦久俊彦の乱読道場』の書評が掲載されました。評者は日独協会監事の松田邦夫さん。

音楽家は本を読む。 浦久俊彦の乱読道場|文化(書評)|金融ファクシミリ新聞(会員限定)

 ジャック・アタリの「世界は読み取られるものではなく、聴き取られるもの」との言葉も引用しつつ、平衡感覚を含む「複合知覚センサー」で、古来人類にとって視覚に優る羅針盤だった「耳」から学ぶことをもっと重視すべき、との主張は、スマホ等経由でフェイクを含む視覚情報が氾濫する今日にあって、大いに傾聴に値します。
 若い人たちに「読書の大切さ」を伝える際に使えるネタも豊富です。曰く、「図書館の本には生命が宿らない」、「乱読を通じて『いかに自分がなにも知らないか』に気付くことが『教養』だ」などなど。
 こうした洞察の源として書中で紹介されるあまたの本を買い求めたい衝動を抑えきれなくなるのが、唯一の難点と言えば難点です。

このように、経済人に向けてわかりやすく、本書の魅力を伝えてくださっています。