【ウェブ掲載情報】『親愛なるレニー』が東京大学「Biblioplaza」で紹介されました

吉原真里さんの著書『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が、東京大学の教員による選書・紹介サイト「Biblioplaza(ビブリオプラザ)」にて紹介されました。紹介文は同大学グローバル教育センター教授である著者本人によるもので、本書にこめた思いや、レナード・バーンスタインと戦後日本をつなぐ知られざる物語の背景がていねいに語られています。

本書は、天野和子と橋本邦彦がバーンスタインに送った数々の手紙を読み解きながら、ふたりとバーンスタインの親密なミクロの物語と、日本とアメリカ、国家と芸術、産業と文化、性と家族などのマクロの関係のなかでの、「世界のマエストロ」の生涯と功績を辿る。

紹介ページには、本書の関連情報として、受賞歴(河合隼雄物語賞、日本エッセイスト・クラブ賞、ミュージック・ペンクラブ賞)や新聞・雑誌等での書評、各種インタビュー記事などのリストも掲載されていて、本書をより深く知るための貴重な資料集ともなっています。

さらに、「Biblioplaza」では英語版原著『Dearest Lenny: Letters from Japan and the Making of the World Maestro』(Oxford University Press, 2019)もあわせて紹介されています。英語圏の読者や国際的な研究者に向けた、バーンスタインと日本の物語の出発点となった一冊にご関心のある方は、そちらもぜひご覧ください。

▶日本語紹介ページ
親愛なるレニー|東京大学 Biblioplaza

▶英語版紹介ページ
Dearest Lenny|The University of Tokyo Biblioplaza