本日(2025年6月1日)付の毎日新聞朝刊「そこが聞きたい」のコーナーに、『オーケストラと日本人』の著者・井上登喜子さんが登場。「日本のクラシック界の100年」についてインタビューに答えています(聞き手は田中泰義さん)。
そこが聞きたい 日本クラシック界の100年 音楽社会学者 井上登喜子氏|毎日新聞
ベートーヴェン、ブラームスをはじめとするひとにぎりの作曲家の作品が長くオーケストラのレパートリーを独占していたが、1991年以降、そのころから顕著になる女性指揮者の進出とも軌を一にして、その独占率が下がっていることが、記事に掲載されたグラフからもよくわかります。
多様性と包摂性を受け入れる土壌が育まれつつあります。[略]東日本大震災や新型コロナウイルス禍で、音楽家は「音楽とは何か」を自問自答しました。音楽は聴衆の胸を打ち、世論に影響を与えます。音楽家が社会の動向に真摯に向きあうことで世の中が変わるかもしれません。
この結びの言葉に説得力を感じさせるインタビュー記事でした。ぜひお読みください。