作曲家の新進時代を丹念にたどる──読売新聞にて『シェーンベルクと若きウィーン』紹介

12月27日の読売新聞夕刊にて、テレーゼ・ムクセネーダー著/阿久津三香子訳/樋口隆一日本語版監修『シェーンベルクと若きウィーン』が紹介されました。

 翻訳した研究者の阿久津三香子は、「カフェがサロンの役割を果たし、活発な議論がジャーナリズムの隆盛を促したことが、後の新ウィーン楽派を生んだ。そうした歴史の流れを一覧できる」と話す。

短い記事ながら、このように訳者への取材をふまえて、この本の魅力を伝えてくれています。読書面ではなくエンタメのコーナーでの紹介というのも、この本にはふさわしいかもしれません。

最後は「多くの図版も貴重なドキュメントとしての価値を高めている」と結んでくださいました。