「30年間温めてきたものを言語化」──毎日新聞に広瀬大介さんのインタビューが掲載

本日(2024年12月14日)付の毎日新聞朝刊読書面に、このほど『オペラ対訳×分析ハンドブック リヒャルト・シュトラウス/楽劇 ばらの騎士』を上梓した広瀬大介さんのインタビュー記事が掲載されました。

今週の本棚・著者に聞く|広瀬大介さん 『リヒャルト・シュトラウス 楽劇 ばらの騎士』|毎日新聞

[…]何より人生を決定づけたのが伝説の指揮者、カルロス・クライバー率いるウィーン国立歌劇場の公演(1994年)だった。今も語り草の「ばらの騎士」の来日舞台を目の当たりにして、<これほどまでに繊細な世界観を舞台芸術として表現できるのか、いったい、これほどの音楽を創りだしたシュトラウスとは何者なんだ>と驚いた。

この記事の見出しも「30年越しの感動を言語化」。その後、20代の半ばから手がけ、「ライフワークに近いもの」になった字幕作成の仕事が、この「台本の対訳と音楽の分析を併せ持つ新たな形の解説本」につながっていく様子も、しっかりと紹介してくださいました。

記事末尾の広瀬さんの言葉は、X(旧ツイッター)のフォロワーにはお馴染みの「ぼやき節」(笑)。どうぞ紙面でご確認ください。

この「オペラ対訳×分析ハンドブック」シリーズの第1巻『リヒャルト・シュトラウス/楽劇 サロメ』が毎日新聞の書評に取り上げられたときは、「こんなマニアックな専門書が全国紙に!?」とびっくりしましたが、それから2年、その書評を書いてくださった広瀬登記者との「ダブル広瀬」対面が実現したことも、感慨深いものがありました。