舩木篤也さんが『レコード芸術』で『雨の歌』を紹介

音楽評論家の舩木篤也さんが『レコード芸術』に隔月で寄せている連載「コントラプンクテ 音楽の日月」の第2回(2020年3月号掲載)にて、菅野美智子著『雨の歌──ゲルハルト・ボッセ、その肖像のための十八のデッサン』が紹介されました。書名にもなったブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調《雨の歌》をめぐって、ブラームスの亡き恩師シューマンとクララの息子の死と、ボッセの最初の妻の死とを重ねあわせ、それがいつしか楽譜というメディアが、あるいは音楽という芸術が何を伝えるのかについての、深く根本的な考察へと導かれていく、舩木さんらしい一篇となっています。ぜひご一読ください。