【訃報】アンナー・ビルスマさんが逝去されました

オランダの世界的チェロ奏者、アンナー・ビルスマさんが7月25日に亡くなりました。享年85歳でした。

グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘンらとともにオランダ発古楽運動の牽引者のひとりとして活躍。日本にも何度も訪れ、生の歓びにあふれた躍動的な音楽を聴かせてくれました。

長年の盟友であるチェンバロ奏者・渡邊順生さんとの対話による著書『バッハ・古楽・チェロ──アンナー・ビルスマは語る』(加藤拓未編・訳、2016)は、引退してなお音楽への情熱を独特のユーモア感覚をもって語る最晩年のビルスマさんの姿を伝えるものでした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

アルテスパブリッシング

 

※なお、『バッハ・古楽・チェロ』は、残念ながら現在、弊社では品切れとなっております(新装版の刊行を検討中)。
 8月末まで開催中の「古楽ブックフェア」には同書を出品していますので、リンク先に記載したフェア参加各店にてお求めいただけます。