音楽を奏でるように描かれる肖像|読売新聞に『雨の歌』の書評掲載

本日3月17日(日)付けの読売新聞の書評欄「本よみうり堂」の「記者が選ぶ」にて、菅野美智子著『雨の歌──ゲルハルト・ボッセ、その肖像のための十八のデッサン』が紹介されました。

[記者が選ぶ]3月17日|読売新聞

最後の(良)という署名は、同紙記者の松本良一さん。

音楽を奏でるように音楽家の肖像が描かれている。戦争、死、社会と芸術といった主題が、行きつ戻りつしながら、少しずつ姿を変えて反復され、名バイオリニストをしのぶ。

誠心誠意、音楽に奉仕した芸術家の生涯と、その深い感情をすくい取った回想録。

ていねいに読み込んでご紹介くださり、ありがとうございました。