入門書の範疇を超えた、魅力あふれる一冊|『図書新聞』で『《ニーベルングの指環》教養講座』紹介

『図書新聞』3317号(2017年9月2日付け)にて、山崎太郎著『《ニーベルングの指環》教養講座』が紹介されました。「ワーグナーの想像力をあらゆる視点から解説」と題してたいへん高く評価してくださっています。

……単純なオペラ入門書・ワーグナー入門書というわけではない。専門的な用語をたくさん盛り込むのではなく、その生涯から作者のターニングポイントを的確に抜き出し、またヨーロッパの文学・テツガク・歴史学などにも触れ、平易な言葉で鮮やかにワーグナー、そして《ニーベルングの指環》を分析している。……所々挟まれるトリビアも無関係に見えながら創作と繋がっていて、非常に面白い。

このように面白がっていただけるのがいちばんうれしいですね。ありがとうございました。[G]