今井顕さんが『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評してくれました

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール

ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが、「KINOKUNIYA書評空間」にて、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評してくださいました。

コンクールの歴史、音楽ビジネスでは何が求められているのか、何がどのように運営されているのか、そして実際のコンクールにおけるさまざまなシーンに加え、出場者や審査員、またボランティアも含めた主催者側のスタッフたちへのインタビューその他さまざまな視点から構成された本書は、成功を夢みる若者たちが直面している現実を垣間見せてくれる。一握りのスターが誕生する裏に、どれほどのエネルギーが渦巻いているかをのぞくことは、音楽関係者に限らず、誰にとっても新鮮な体験となろう。特異な世界のことをきめ細かく、かつわかりやすく構築した吉原の生き生きとした執筆力は賞賛に値する。

コンクールについて、ピアニストならではの見識をもって書かれていて、とても勉強になりました。ありがとうございました。

[木村]