今井顕さんが「書評空間」で『ピアノ大陸ヨーロッパ』を紹介してくださいました

ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが、「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」で『ピアノ大陸ヨーロッパ』を書評してくださいました。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/imaiakira/archives/2010/05/post_52.html

18世紀よりも19世紀の方が時期的に私たちの時代に近いにもかかわらず、その研究はより困難となっている。どんな作品が好まれ、誰が何を出版したかに関しても「新作が生まれ、もてはやされ、やがて忘却の彼方へ葬られる」という、現代の流行歌の盛衰にも似た激しい新陳代謝にはばまれて、失われてしまった資料が多いのだ。
そんな19世紀の波瀾万丈に光を当てたのが本書である。良く整理されており、この時代をターゲットとして考えている研究家志望の若者にも貴重な一冊だ。

「暗黒大陸」とよばれる19世紀の音楽文化に迫った同書を深く読みこみ、わかりやすく紹介してくださいました。ありがとうございます。

[木村]