ユッスーの映画

ぼくがもっとも惚れ込んでいる同世代のミュージシャンのひとりであり、昨夏も何度目かの来日を果たし元気な姿を見せてくれたセネガルのスーパースター、ユッスー・ンドゥールの記録映画が、音楽評論家北中正和さんのブログで紹介されていました。
この『Return To Goree』は、ユッスーが「ジャズ・ミュージシャンと共に、アメリカ、ルクセンブルグ、セネガルでセッションしながら、アフリカの音楽とジャズやゴスペルの間に橋渡しを試みる」映画で、最後はアフリカからの奴隷“出荷”の基地だったゴレ島でのライヴだそうです。ライヴのシーンは少ないとのことですが、コンセプトもたいへん興味深いですし、あのユッスーが立ち、歩き、笑い、話すのがたっぷり見られるわけですから、見逃すわけにはいきません。来年の日本公開を楽しみに待ちたいと思います。[鈴木]