『神楽と出会う本』に反響続々!

神楽と出会う本

発売してからまだ2週間なのに、『神楽と出会う本』を読んでくださった方々から、嬉しい反応が相次いでいます。
いちはやくブログ「東雲堂日乗」で取り上げてくださったのが、内田樹さんの読者には「スーパーエディター」としておなじみの橋本麻里さん。雑誌『BRUTUS』で国宝をはじめとする日本美術の特集で大活躍されてます。
“日本の民俗音楽が、安定感ある稲作系のズンドコ・リズムばかりだと思ったら大間違い。「島」や「山」には、夜を徹してグルーヴィーなお囃子が演奏される、「まるでレイヴ」な神楽がまだまだ残っている。”
“ミュージシャンでもある三上氏ならではの、マジメ一辺倒な研究書ではなかなかお目にかかれない秀逸な解説を目にすれば、神楽に特に興味のない(というか存在さえ知らない)ジャズフリークやロックファンも、興味を抱かずにはいられないはずだ。”
続いて『ポップ・アフリカ700』の著者・荻原和也さん。ブログ「after you」で「神楽との出会い」に興奮してくれています。
“(刊行記念の)ヴィデオ・ジョッキーに出演されていた久保田麻琴さんが、神楽の雰囲気がグナワにも似ているなんて発言も飛び出したりして、いやー、そんなことを言われると、ゾクゾクしちゃいますねー。”
“この本が教えてくれる神楽は、ぼくには日本の音楽最後の、いや、ワールド・ミュージック最後の秘境のように思えます。”
続いて隠岐島にお住まいのtakuhiさん。“旧来の「神楽」の本と違うのは、ミュージシャンから視た神楽体験です。神楽を観て、この「体験」部分が抜け落ちて、主にアカデミックな脈絡の中で執筆されたものが多い中で、「現代」「ライブ感」「音楽」をリンクさせた読み物です”
さらにamenotorifuneさんの「塗籠日記その弐」。“アイヌやアボリジニーの音楽に携わって来られたミュージシャンとしての経験をベースに語られる言葉は、平明で丁寧、神事たる神楽への敬意にあふれた素敵な本です”
こちらは「田んぼの」さん。“『神楽と出会う本』は三上さんの神楽紀行であり、山間の過疎地で神楽を受け継がれている人々への応援歌でもあると思います。〜この本は非常に優れた内容で読み応えがあり、三上さんらしいテンポの良い文章にぐいぐいと引き込まれます。”
僕の回りでも今回この本やイヴェントをきっかけに神楽の魅力に目覚めた人が、とくにいわゆるワールド・ミュージックのリスナーに増えてます。三上さんのビデオジョッキーも随時開催しますので、ぜひお出かけを。

[鈴木]