『ピアノの本』で『「原典版」で弾きたい! モーツァルトのピアノ・ソナタ』紹介

「原典版」で弾きたい! モーツァルトのピアノ・ソナタ

『ピアノの本』2014年1月号(第232号)にて、小沼純一さんが久元祐子さんの『「原典版」で弾きたい! モーツァルトのピアノ・ソナタ』を紹介してくださいました。

ここにあるのは出版されている楽譜というのをどうみるか、実際に弾く、解釈するうえで何が重要かの示唆だ。それでいて、かつてはピアノを弾いていたけれどはなれてしまった、そんな人むけ、あらためてピアノを弾くよろこびをモーツァルトをとおして伝えようともしている。楽譜の選択のみならず、多くの譜例を用い、スラーや弓のイメージ、装飾音、ペダルといったぐあいに、細部への注視を具体的に教えてくれる

実際、ペダリングの項ではピアノ・ソナタKV330の第2楽章冒頭を譜例にあげて、ペダル記号に5段階の数字を付けた具体例があります。「数字が大きくなるほど、深く踏む」という試みで、モーツァルトのピアノ・ソナタを子どもたちに教えることの多いピアノの先生にもオススメの一冊です!
紹介してくださった小沼さん、ありがとうございます。

[桑野]