『アルテス』VOL.2、4月上旬発売!

アルテス VOL.02 2012 SPRING 特集〈アップルと音楽〉

アルテス VOL.2
活字だらけ、長文だらけの評論誌にもかかわらず、というか、だからこそだったのか、昨秋刊行した『アルテス』創刊号は思いがけないほどの好評と心強い応援をいただきました。
4月上旬発売の第2号は、予定通り《Appleと音楽》を特集。大和田俊之さん、藍川由美さん、波多野睦美さん、小野幸恵さんの連載が新たにスタート、さらにスペシャル企画として湯山玲子さんと渋谷慶一郎さんによるモーツァルト談義などなど、当初の予定を大幅にオーヴァーして、またまた盛りだくさんになりました。
1号でも長く刊行を続けられるよう、応援をどうぞよろしくお願いします。
『アルテス』VOL.2 2012 SPRING
A5判・並製・248ページ
定価:本体1500円+税
発売:2012年4月10日
ISBN978-4-903951-52-2 C1073
デザイン:宮一紀
イラスト:高橋将貴
編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)
《目次》
【特集】アップルと音楽 Apple×Music
 01 Apple × Recordings
 高橋健太郎|クラウドの神殿に救世主は宿るか?
 02 Apple × Composing
 有馬純寿×ヲノサトル|「音楽の民主化」は作曲をどう変えたのか
 03 Apple × Musicians
 谷口文和|音楽家はMacを選ぶ?
 04 Apple × Internet
 八田真行|手入れの行き届いた庭で育つ文化とは?
 05 iOS × Music
 赤松正行×佐藤薫|iPhoneアプリが奏でる音楽の未来
 06 Apple × Listening
 おおしまゆたか|iTunesがリスニングを変えた!
◎特別対談
 爆音で楽しむモーツァルト
 渋谷慶一郎「モーツァルトは創作の邪魔をしない」
  ×
 湯山玲子「この天国感がやばいのよ」
◎連載
 波多野睦美|うたうからだ【New!】
 大和田俊之|倍音と幽霊──ハリー・スミスのアメリカ[1]【New!】
 輪島裕介|カタコト歌謡の近代[2]二世歌手とニセ二世
 川崎弘二|武満徹の電子音楽[2]ミュジック・コンクレートへの着手
 石田昌隆|音のある遠景[2]
 小野幸恵|和の変容[1]「三番叟」から「ボレロ」へ【New!】
◎Re: music…〈音楽へ──〉
 藍川由美|谷川雁を読む[1]「十四歳」「傘もなく」【New!】
 大石始:まつりの島[2]下町に鳴り続ける不死のリズム──錦糸町河内音頭大盆踊り
 濱田芳通:歌の心を究むべし[2]
   ミューズとの交信、あるいはシャロン・ストーンとの妄想デートについて
 おおしまゆたか:アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(中)音源編
 鈴木治行:イマジナリア[2]イメージと音の危うい関係──「語りもの」の実践
 ト田隆嗣:suara, macam2 音声、いろいろ[2]マハカムで交ざるマゼール
◎クロニクル
 毛利嘉孝:スケッチ・オブ・下北沢[2]
◎フィクション
 山崎春美:ロッカウェイビーチ[2]
 Onnyk:ゴースト[下]
◎エッセイ
 安田寛|発見が発見でなくなる時代──音楽研究とGoogle
 潮博恵|ベイ・エリアからの挑戦──ティルソン・トマスとサンフランシスコ響
◎レポート
 谷口昭弘|音楽学者の頭の中 日本音楽学会全国大会レポート
◎著者エッセイ
 サラーム海上|トルコの地酒ラクにやみつき─中東アルコール事情
 菅付雅信|編集者に「なる」ということ
◎書評
 金子智太郎|Paul DeMarinis,“Buried in Noise”
◎研究
 李京粉|日本のユン・イサン──“東アジアの作曲家”としてのユン・イサン(下)