『みすず』の「読書アンケート」で『線量計と機関銃』が!

片山杜秀の本5 線量計と機関銃

毎年楽しみにしている雑誌「みすず」の読書アンケート特集。登場するタイトルを追っているだけで胸弾みますが、その中にアルテスの本が! 選んでくださったのは創業以来たいへんお世話になっている名古屋市・ちくさ正文館の古田一晴さん。
「第二次世界大戦の敗戦原因の精神主義強調が、短期決戦を必然としたこと」と「東日本大震災に際し、『想定外』『未曾有』という明治以降のデータしか前提にしない『意味不明』な説明」「この2点が地続きの体質と語る。この時点で、福島の原発廃炉の不可能生の高さに触れる冷静さ」と特筆されています。
ちなみに古田さんの他の2冊は八木幹夫『余白の時間──辻征夫さんの想い出』シマウマ書房と、『小谷野敦のカスタマーレビュー2002〜2012』アルファベータ。