バレンボイム中東公演中止

バレンボイム音楽論

loisil-spaceさん(霞ヶ関のお役人さんだそうです)のブログで知りましたが、1/10、12に中東カタールとエジプトでおこなわれる予定だったバレンボイムとウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラの結成10周年記念公演が、今回のパレスティナ自治区ガザでの戦闘激化を理由に中止になったそうです。
世界文化賞受賞者のバレンボイム氏、ガザ情勢で中東での公演中止 (1/2ページ) – MSN産経ニュース
loisil-spaceさんは『バレンボイム音楽論』の内容にもふれながら、「こういう地道な思想に基づく地道な取組は、一見すると和平への迂遠な道筋にも思えるのですが、実は、最も最短の道なのかもしれません」と述べておられます。「本来、政治がこういう時こそ、文化交流が真の威力を発揮するはずです。だからこそ、イスラエル人とパレスチナ人との混成楽団による演奏会を決行すべきだったのではないでしょうか」というloisil-spaceさんの主張に、深く同意するものです。

[木村]