『SIGHT』で高橋源一郎さんと斎藤美奈子さんが『線量計と機関銃』を絶賛!

片山杜秀の本5 線量計と機関銃

新年あけましておめでとうございます。
新年早々、めでたいニュースです。『SIGHT』54号/2013年冬号の特集「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」にて、作家の高橋源一郎さんと文芸評論家の斎藤美奈子さんが片山杜秀さんの『線量計と機関銃』を2ページにわたって絶賛してくださいました。

高橋 (…)今の原発や地震計[地震警報?]をもとに、音楽を縦軸に、政治思想を横軸に、終戦直後の日本を浮かび上がらせていく。それがもうマジックのようで。
斎藤 でも難しくないんですよね、ちゃんとおもしろい。そうやって語っていく中で、ある種の論理の飛躍があって、それが気持ちいいんですね。

高橋 だから、たくさん知識ももらえるんだけど、意外とシリアスにこの日本のね、原発事故から見えてくる社会姿勢みたいなのがスターリン時代と一緒とか。
斎藤 うん、一緒だよね。
高橋 それから、ナチスがやってることと一緒だということを政治思想的にも見てる。
斎藤 構造で見ていくと。
高橋 そうそう。構造で見ていくと、一緒なんだ。すごく勉強になるんですが、とりあえずこのアクロバティックな組み合わせがおかしい(笑)。

ぜんぶ引用したいくらいですが、このへんで(笑)。高橋さん、斎藤さん、ありがとうございました!

[木村]

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高橋さんの後ろにでっかく『線量計と機関銃』の書影が!

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