『音楽現代』に『線の音楽』の書評掲載

線の音楽

『音楽現代』10月号に近藤譲さんの『線の音楽』の書評が掲載されました。評者は音楽評論家の石塚潤一さんです。近藤さんが感性に頼らない「線の音楽」という方法論によって、音楽史に独自の存在感を示したことに言及したうえで、

 本書は、近藤自身の方法論解説に留ることなく、様々な批評的視座を提供するものであるから、音楽全般に興味を持つより広い読者の標柱となるだろう。音楽をポストモダンのタコ壺から救いだし、創作の新鮮さを取り戻す鍵として、近藤の思考の軌跡は今日なおアクチュアルに屹立している。

と結んでくださっています。

[木村]