『レコード芸術』11月号に潮博恵さんの『古都のオーケストラ、世界へ!』の書評が掲載されました。評者はフランス文学者の相場ひろさんです。
……たんなるパブリシティにありがちなOEK礼賛一色ではなく、発足以降生じた問題や意思疎通の齟齬、行政からの不満やそれへの対処など、今生きて音楽を奏でているオーケストラを生態のままに捉えようという真摯な態度で貫かれているのが好ましい。[略]……本作はまさに日本での事情を詳細に追いかけており、国内のオーケストラ運営関係者には、啓発されるところ大であることだろう。
このように評し、「すべてのリスナーに対して開かれた本」と結んでくださっています。
[木村]