« 2012年09月 | TOP | 2012年11月 »

2012年10月01日

『邦楽ジャーナル』で『幸四郎と観る歌舞伎』紹介

ちょっと遅ればせながらのご報告になっちゃいましたが、『邦楽ジャーナル』9月号にて、小野幸惠さんの『幸四郎と観る歌舞伎』を紹介していただきました。評者はトルコ音楽研究者の斎藤完さん(ちなみに斎藤さんの著書『飲めや歌えやイスタンブール』はアルテス鈴木が音楽之友社時代に担当した本です)。

演目の解説を起点にして、演出や型さらには衣装や小道具などに現れる歌舞伎的美意識が明かされ、史実との関係や関連芸能まで目配りした歴史的背景が論じられる。要所で語られる幸四郎の芸談もアクセントとなっていて読み手を飽きさせない。帯の「初心者にも、リピーターにも!」という惹句に偽りなしである。

斎藤さん、幸四郎さんのファンだそうですね。「ファンとしては幸四郎の芸談をもっと読みたかったというのが本音」と苦言も。

『邦楽ジャーナル』は8月号でも、「NEW RELEASE」のコーナーで『幸四郎と観る歌舞伎』を紹介してくださいました。ありがたいかぎりです。

[木村]

2012年10月02日

12/5 中井正子さんのドビュッシー本の出版記念パーティを開催します!

【11/28追記:おかげさまで定員に達し、申し込みを締め切らせていただきました】

アルテスでは来る12月、ピアニストの中井正子さんの著書『ドビュッシーと歩くパリ』を刊行します。その刊行を記念し、カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」にて、どなたでも参加可能なパーティを開催いたします。ドビュッシー演奏の第一人者である中井さんのピアノと、映像もまじえての楽しいお話をお楽しみいただける貴重な機会です。どうぞふるってご参加ください。

詳細は下記のとおりです。チケットのお申し込みも下記リンクからどうぞ。

[木村]

http://kawai-kmf.com/topics/2012/12.05/

ドビュッシー生誕150周年記念
中井正子「ドビュッシーと歩くパリ」出版記念会
2012年12月5日(水) 19:00
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」
入場料:一般5,000円 (サイン入り書籍 + パーティー参加費含む)

中井正子先生著書「ドビュッシーと歩くパリ」が今秋いよいよ発売!!
全5回のレクチャー『ドビュッシー紀行』にご参加いただいた皆様には、集大成として中井先生の書籍「ドビュッシーと歩くパリ」を是非ご清覧ください。
一般的に出版記念会というと、関係者のみのパーティーが多い中、どなた様でも気軽にご参加頂ける大変珍しい企画です。
演奏に加えて、映像&お話もあり、後半はパーティー形式のスペシャル・イベント。この機会に是非ふるってご参加くださいませ。

PROFILE
中井正子 なかい・まさこ
東京芸術大学音楽学部附属高校在学中、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノ科を審査員全員一致の1等賞首席で卒業。また、室内楽、研究科を経て、ジュネーヴ国際音楽コンクール第3位入賞、ロン・ティボー国際音楽コンクールのフランス音楽特別賞他を受賞。
パリ、リヨン、ワルシャワ等でのリサイタルの他、国内でも都響、新日フィル等を初め多数のオーケストラと共演、リサイタル、放送等の演奏活動、またフォンテックよりドビュッシーとスクリャービンのCDが出ている。
1995~6年ドビュッシー全ピアノ作品を日本人として初めて4夜にわたって演奏。また1997年にはラヴェルの全ピアノ作品を2夜にわたって演奏。
1998年よりショパン没後150年を記念して5回のショパン演奏会を開催。
2003~6年にはシューマン・シリーズが開催され、好評を得た。
楽譜「ラヴェル・ピアノ作品集」(現在5巻)、「ドビュッシー・ピアノ作品全集(全12巻)」を校訂、刊行(ショパン社)。留学記「パリの香り、夢みるピアノ」をショパン社より出版。またまたショパン名曲26選全3巻、バッハ インヴェンション、シンフォニアを刊行(ショパン社)。音楽之友社からは「ハノンピアノ教本」が出ている。
2004~8年には2度目のドビュッシー・ピアノ作品全曲演奏(主催・朝日新聞社)、さらに全曲CD(ALMRECORDS/コジマ録音)、全曲楽譜校訂によるドビュッシー・プロジェクトを完結。
カワイ表参道での全10回からなるドビュッシーピアノ作品全曲レクチャーコンサートを初め、TVやラジオを含め、各地でのコンサートやセミナーに多数出演。
フランスでのコンサートでも高評を得る。
2009~2011年には2度目のラヴェルピアノ作品全曲コンサート及び全曲CD録音を行う。
演奏活動の傍ら東京芸術大学において後進の指導も行っている。
http://park10.wakwak.com/~nakaimasako/

共 催/株式会社アルテスパブリッシング、カワイ音楽振興会
マネジメント/カワイ音楽振興会
後 援/在日フランス大使館、一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
お問合せ/カワイ音楽振興会 TEL.03-5485-8511 FAX.03-3409-2598 E-mail:artist●kawai.co.jp ●=アットマーク

2012年10月11日

10/10 日経新聞で『みんなの家。』紹介!

20121010nikkei.jpg

10月10日の日経新聞夕刊のエンジョイ読書面で、『みんなの家。』が紹介されました。「施主と建築家だけでなく、様々な人々の思いが形を成していく過程は幸福感にあふれ、読んでいて温かい気持ちになる」とは嬉しいかぎり!  [鈴木]

2012年10月14日

『アルテス』VOL.3、10月24日発売!

vol3-H1.jpg

ジャンル無用の音楽言論誌創刊、第3号! たいへんお待たせして申し訳ありません!
岡田暁生×片山杜秀ほかによる「追悼 吉田秀和」と、鈴木慶一ロング・インタビュー、湯浅学×田口史人ほかの「レコード・録音・記録」という特集2本立てでお届けします。加えて三輪眞弘の論考を一挙掲載するほか、波多野睦美、大和田俊之、輪島裕介、川崎弘二、藍川由美ほか強力な連載陣も好調です。早いところでは23日から店頭に並び始めますので、ぜひご覧ください。

A5判・並製・240頁
定価:本体1500円+税
発売:2012年10月24日
ISBN978-4-903951-57-7 C1073
デザイン:宮一紀
編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)

●内容
[特集]追悼 吉田秀和
対談|岡田暁生×片山杜秀「吉田秀和とは誰だったのか?」
吉田純子(朝日新聞)|「大丈夫。芸術は絶対に死なない」
著作解題/年譜

[特集]レコード・録音・記録
インタビュー|鈴木慶一「はじまりはレコードだった。」
対談|湯浅学×田口史人「アナログは“音そのもの”、CDは“いれもの”」
西島千尋|「レコードする」日本人
対談|有馬純寿×ヲノサトル「録音という欲望について」

[研究]
三輪眞弘|アルゴリズミック・コンポジションの(不)可能性

[連載]
波多野睦美|うたうからだ[2]
大和田俊之|倍音と幽霊──ハリー・スミスのアメリカ[2]
輪島裕介|カタコト歌謡の近代[3]トニー谷のインチキ英語は戦後アメリカニズムのB面だった
川崎弘二|武満徹の電子音楽[3]ミュジック・コンクレートとシュルレアリスム
石田昌隆|音のある遠景[3]
小野幸恵|和の変容[2]鎮魂の歌声「声明」

[Re: music...〈音楽へ──〉]
大石始|まつりの島 La isla de carnaval[3]日本最強のダンス・ミュージックが生み出す祝祭空間〜東京高円寺阿波おどり
藍川由美|谷川雁を読む[2]「こいは、俺たちの歌ばい」
濱田芳通|歌の心を究むべし[3]ダ・ヴィンチはオペラを作ったか?
おおしまゆたか|アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(下)音源編2
鈴木治行|イマジナリア[3]イメージと音の危うい関係──自己言及へ
ト田隆嗣|Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ[3]コロコロ、コロコロ、転がって

[エッセイ/レポート]
毛利嘉孝|二〇一二年夏、首相官邸前
成田麗奈|ドビュッシーの目を通してみる美術の世界

[著者エッセイ]
特別対談:片山杜秀×田中美登里|ラジオと声と録音と
光嶋裕介|ファラオとゲッツ
畑野小百合|ファジル・サイ、あるいは世界市民
小野幸恵|祖母の「おはなし」
礒山雅|天上のバッハに知らせたいこと
オヤマダアツシ|“マニアック”なビギナー向け音楽祭──ラ・フォル・ジュルネの楽しみ方。

[書評]
大和田俊之|デイヴ・トンプキンズ『エレクトロ・ヴォイス』
金子智太郎|Steve Roden, ...i listen to the wind that obliterates my traces

[フィクション]
山崎春美:ロッカウェイビーチ[3]

●オフィシャルFacebookページ
アルテス|magazine for music and culture

2012年10月15日

吉原真里さんが『オーケストラは未来をつくる』を激賞!

小社刊『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』の著者で、あの刺激的な名著『ドットコム・ラヴァーズ』(中公新書)でも知られる吉原真里さんが、ブログで潮博恵さんの『オーケストラは未来をつくる』を文字どおり“激賞”してくださいました。

http://mariyoshihara.blogspot.jp/2012/10/blog-post_14.html

吉原さん自身が書かれているように、もともと同書は吉原さんが“産婆”となって生まれたともいえるものなので、“内輪褒め”でもありますが、それを差し引いても、アメリカ文化研究者である吉原さんが、膝を打ったり、うなったり、大笑いしたりしながら読んでくださっている様子がよくわかり、興奮が伝わってくるレビューとなっています。同書の内容の要約もわかりやすく、「さすが!」と脱帽。

全文紹介したいくらいですが、「そうそう、本をつくっていて、同じ気持ちだった」とうなずいた箇所を1カ所だけ引用させていただきます。

とくに、サンフランシスコ交響楽団の教育プログラムや、ネットを通して世界の誰でも視聴できる「キーピング・スコア」というドキュメンタリーとコンサート映像のプロジェクト、自主レーベルによる録音、フロリダにある若手音楽家養成のためのプログラムであるニュー・ワールド・シンフォニーや、インターネット時代のクラシック音楽のありかたを模索するユーチューブ・シンフォニーなどについての記述は、読んでいて実にワクワクし、是非自分も観てみようとか、いつか現場に行ってみたいとかいう気持ちになります。そしてこの本、読んでいてなんだか「自分も頑張ろう!」という気持ちになって元気が出ます。そして、「ああ、こういう才能とビジョンにあふれた人たちが、こんなに頑張って新しいことを開拓し、社会と文化を刺激し続けてくれているんだったら、世界には希望がある」と思わせてくれます。

みなさんも同じ気持ちになっていただけたら、版元として担当編集者としてこんなにうれしいことはありません。

[木村]

2012年10月15日

高橋源一郎さんが『線量計と機関銃』をふたたび絶賛!

作家の高橋源一郎さんが朝日新聞「論壇時評」で片山杜秀さんの『線量計と機関銃』をとりあげてくださったのは既報のとおりですが、こんどは『文學界』11月号にて、なんと、ご自分の連載「ニッポンの小説・第三部」をまるごと1回(全8ページ!)あてて、同書を論じておられます。書評というのでもなく、ひとつの文学作品として『線量計と機関銃』を読み解いているのがすごい!

 ……片山さんは、おかしな文章を書く人である。[中略]片山さんは、ふつうの人が気づかない「世界のつながり」が見えてしまうのである。
 ぼくは、この、片山さんの書くような(というか、音楽もかけてるんだけど)文章こそ、文学じゃないのか、と思った。
 この、見たことも、聞いたこともないものの組み合わせ、遠く、かけ離れているようなことばの繋がりを、文学っていうのではないか。

この練達の読書家をして、このように驚嘆せしめる片山さんの頭の中って、いったいどうなっているんだろう、と思わずにはいられません。高橋源一郎による異色の「片山文学論」。必読、です。

[木村]

2012年10月16日

ヤマハ心斎橋店で〈秋のアルテスパブリッシング・フェア〉開催中!

大阪市中央区のヤマハ心斎橋店で〈秋のアルテスパブリッシングブック・フェア〉を13日より開催中です!

アルテスパブリッシング刊行の音楽書を中心に、新聞や雑誌の書評欄などで取りあげられた話題の本も並んでいます。お店は心斎橋のど真ん中、お近くにお出かけの際はぜひお立寄り下さい。

2012年10月17日

10/17 日経新聞夕刊に『ファジル・サイ』の書評!

%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%81%B5%E3%81%81%E3%81%98%E3%82%8B1017.jpg

10月17日の日本経済新聞夕刊「エンジョイ読書面」の「目利きが選ぶ今週の3冊」で、日本文化研究センターの井上章一さんが『ファジル・サイ──ピアニスト・作曲家・世界市民』をメインに! 「クラシック音楽の今日的な意味、自民族からの越境と、他文化への同化がはらむ問題を、考えさせる」と、ファジル個人にとどまらない大きなテーマにつなげで読んでくださいました。 [鈴木]

2012年10月17日

『音楽学』に『音楽のカルチュラル・スタディーズ』の書評掲載

日本音楽学会の機関誌『音楽学』第58巻1号に、若尾裕監訳『音楽のカルチュラル・スタディーズ』の書評が掲載されました。評者は金子亜美さん。

……音楽研究に臨む自らの態度自体に批判的なまなざしを向ける上で、本書を読むことの意義は大きい。
本書を読むことによって、音楽と文化をめぐる多彩な立場のそれぞれ一端に触れることができるとともに、我々は冒頭に示した「音楽それ自体か、あるいは文化のなかの/文化としての音楽か」という二元論を超えたいくつもの代替案に出会うことになるだろう。

こうした学術誌にしっかりとした書評を載せていただけたのは、たいへん光栄です。

[木村]

2012年10月17日

『intoxicate』で『線量計と機関銃』紹介

タワーレコードの発行するフリーマガジン『intoxicate』#100(10月号)の「BOOK」コーナーの筆頭で、片山杜秀さんの『線量計と機関銃』が紹介されました。書いてくださってるのはタワーレコード本社の谷川和繁さん。

それぞれ12のこだわりのテーマを氏の語り口の巧さを目で追いながら紹介される音楽を聴く。その造詣の広さと深さには舌を巻くばかり。

どうもありがとうございました。

[木村]

2012年10月20日

朝日新聞にて近刊『信時潔音楽随想集 バッハに非ず』紹介

本日(10/20)付け朝日新聞「Be」の「うたの旅人」は「賛美歌がルーツだった 信時潔作曲「海ゆかば」」と題して、信時潔と「海ゆかば」のルーツを探っていますが、関連書籍として11月下旬刊行予定の『信時潔音楽随想集 バッハに非ず』(信時裕子編)が紹介されました。
http://www.asahi.com/shopping/tabibito/TKY201210180325.html

11/23(金)津田ホールにて開催予定のコンサート「生誕125年 信時潔とその系譜」にて、先行販売予定いたします。

[木村]

2012年10月23日

11/23 演奏会「生誕125周年 信時潔とその系譜」

アルテスでは11月末に『信時潔音楽随想集 バッハに非ず』(信時裕子編)を刊行します。11/23(金)には洋楽文化史研究会の主催で、「生誕125周年 信時潔とその系譜」と題して、信時の生涯と、彼に薫陶を受けた作曲家の今日にいたる創作のいとなみを再考する演奏会が開催されます。当日会場で『バッハに非ず』を先行販売いたします。

[木村]

生誕125周年 信時潔とその系譜
http://tsudahall.com/calendar/1211.htm

●日時:2012年11月23日(金)
●開場:16時00分
●開演:16時30分
●会場:津田ホール
●出演者
・第Ⅰ部: 花岡千春(ピアノ独奏)、Luz Leskowitz(ヴァイオリン)、松実健太(ヴィオラ)、唐津健(チェロ)、寺嶋陸也(ピアノ)
・第Ⅱ部:栗山文昭(指揮)、寺嶋陸也(ピアノ)、コーロ・カロス(合唱)
●企画・構成:戸ノ下達也、信時裕子
●入場料:全席自由3,000円
●チケット取扱:チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:183-224)
津田ホールチケットセンター 03-5355-1299
●お問合せ:洋楽文化史研究会 090-2533-0980  yougakubunkashi-1@yahoo.co.jp
●主催:洋楽文化史研究会「信時潔とその系譜」演奏会実行委員会(実行委員長・大
中 恩)
●助成:公益財団法人ロームミュージックファンデーション、一般社団法人私的録音
補償金管理協会
●後援:東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター
●曲目:
【第Ⅰ部】
 信時潔 「木の葉集」  「かどでの朝(弦楽編曲版)」
 下總皖一 「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための主題と変奏」
【第Ⅱ部】
 信時潔 「日本古謡より」「子等を思ふ歌」「沙羅」「遠足」「春の曲」「海ゆか
ば」「國に誓う」「かどでの朝」「われらの日本」「帰去来」ほか
 ゲオルク・シューマン 「Drei altdeutsche Lieder op. 63」より
 下總皖一 「春の雪」「野菊」
 長谷川良夫 「萬葉抄」より
 髙田三郎 「私の願い」より《雲雀にかわれ》
 大中 恩 「わたりどり」「海の若者」
  ほか(曲目は変更される場合があります)
※演奏会に先立ち、プレトーク(大中恩ほか)を予定しております。

2012年10月23日

CLASSICAに『オーケストラは未来をつくる』の書評掲載!

音楽ライターの飯尾洋一さんが人気ブログ「CLASSICA - What's New!」にて、潮博恵さんの『オーケストラは未来をつくる』を文字どおり「絶賛」してくださいました!

客席から眺める「コンサート」の外側にも広大な世界があって、音楽家も事務局も理事会もオケにかかわる人々が本物の熱意を持って知恵を絞っている。本書後半のインタビュー集を読むと、彼らが心底まぶしく見える。一般のファンが読んでももちろんおもしろいし、オケ関係者、音楽マネージメント関係者には相当刺激になるのでは。

そうそう、そうなんすよ!(と、思わずイイオ口調に)と膝を打ちたくなるレヴュー、ありがとうございました!

[木村]

2012年10月24日

朝日新聞ラジオ欄にて『線量計と機関銃』紹介

本日(10/24)付けの朝日新聞ラジオ欄のコラムコーナー「ラジオアングル」にて、ライターの山家誠一さんが、衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で放送中の番組「片山杜秀のパンドラの箱」と、同番組をもとに単行本化した片山さんの最新刊『線量計と機関銃』を紹介してくださいました。

……片山さんはメモを見ることもなく、一気に語っていく。思想講談の趣だ。そのスピード感は、説得力の物足りなさや論理の隙間も含む。それが聞く者の中に疑問を引き出す面白さがある。……
 元建築会社の作業場だった片山さんの家には、10万点を超える本、CDなどが集積されている。「とても読めないでしょうと人に言われるけれど、余計なお世話」と、片山さんは思う。関心が関心を引き寄せることこそが、思考の源泉だからだ。

 片山さんの語りの魅力、番組と本の面白さを端的に伝えてくださっています。ありがとうございました!

[木村]

2012年10月26日

本の楽市@高円寺フェス2012に出品します

今週末、27日(土)、28日(日)に「本の楽市」が高円寺の4会場で開催されます。そのうち、座・高円寺での「本とアートの産直市」 にアルテスも参加しています。今回は、倉庫に眠っていたダメージ本(汚れや折れなど痛みのあるもの)の中から、比較的状態のよいものを選んで特別価格で提供することにしました。

そのほか高円寺あづま通りでは「縁台ふるほん市」、庚申文化会館では「絵本とアート本 秋の古本まつり」、高円寺図書館では映画の上映会が催されるのに加えて、園子温(映画監督)、木村元彦(ジャーナリスト)、安田浩一(ジャーナリスト)によるシンポジウムなどもあります。詳細はこちらでどうぞ。

同日から神田神保町の古本まつりも始まるので、悩ましいところですが、この週末はよかったらぜひ高円寺にお出かけください。[鈴木]


2012年10月27日

●速報! 11/19-1/10 アルテス・フェア@東大生協、12/11 麻木久仁子×片山杜秀トークショー開催!

年末年始をはさんで(11/19〜1/10)、本郷および駒場の東京大学生協にて、「アルテスパブリッシング・フェア」が開催されます。そして、それにあわせて12/11(火)には、タレントの麻木久仁子さんと評論家の片山杜秀さんという、夢の組み合わせでのトークショーが実現することになりました。詳細は以下のとおりです。

アルテスパブリッシング・フェア@東京大学生協(本郷・駒場)
[11/19(月)〜1/10(火)]

『線量計と機関銃』刊行記念トークショー
麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談

TBSラジオ「麻木久仁子のニッポン政策研究所」のパーソナリティをはじめ、テレビ、ラジオなどで活躍する麻木久仁子さんは、大の読書家としても知られる。レビュアーとして参加する書評サイト「HONZ」では、片山杜秀さんの『未完のファシズム』(新潮選書)を高く評価。
いっぽう片山杜秀さんは、雑誌・書籍・ラジオ・テレビを舞台に、政治・社会から音楽や映画まで幅広く評論活動を展開。いまもっとも注目される気鋭の論客。2008年には『音盤考現学』『音盤博物誌』(ともにアルテスパブリッシング刊)でサントリー学芸賞と吉田秀和賞を受賞している。
その片山さんの最新刊『線量計と機関銃』刊行を記念して、お二人の初顔合わせが実現!

麻木久仁子さんによる『未完のファシズム』の書評(HONZ)
http://honz.jp/12538
『片山杜秀の本5 線量計と機関銃』(アルテスパブリッシング刊)
http://www.artespublishing.com/books/903951-58-4.html

■出演:麻木久仁子(タレント)、片山杜秀(評論家・慶應義塾大学准教授)
■日時:2012年12月11日(火)17時開演(16時30分開場)
■会場:東京大学駒場キャンパス コミュニケーションプラザ北館2F 多目的教室4
■入場無料
■予約不要
■お問合せ:東大生協駒場書籍部   Tel 03-3469-7145
      アルテスパブリッシング Tel 03-6805-2216
       E-mail info@artespublishing.com

麻木久仁子(あさぎ・くにこ)
1962年生まれ、東京都出身。学習院大学法学部中退後、芸能界入り。
情報番組の司会やコメンテーター、クイズ番組などでも活躍。
TBSラジオ「麻木久仁子のニッポン政策研究所」が高い評価を得ており、その明るいキャラクターで、幅広い年齢層から支持されている。
おすすめ本を紹介するサイト「HONZ(http://honz.jp/)の「HONZ倶楽部」ではブックレビューを担当している。

片山杜秀(かたやま・もりひで)
1963年仙台生まれ。東京で育つ。音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部准教授。専攻は政治学。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館)』(以上アルテスパブリッシング)、『未完のファシズム』(新潮選書)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)ほか。この夏、アルテスパブリッシングより『線量計と機関銃』を刊行。
2008年、『音盤考現学』『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞、第30回サントリー学芸賞を受賞。今年度より吉田秀和賞審査委員をつとめる。

これは超期待大! ぜひ多数のご来場をお待ちしています。

[木村]

Go to Altespublishing website

Twitter @suzukisgr

Twitter @kimuragen

カテゴリー

アーカイヴ

[ Powered by ]
Movable Type 3.38