『婦人画報』で『幸四郎と観る歌舞伎』紹介
『婦人画報』10月号「新刊7番勝負」のコーナーで小野幸惠さんの『幸四郎と観る歌舞伎』が紹介されました。「作品の時代背景や他の芸能とのかかわりも詳細」と評してくださっています。
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2012年09月03日
『婦人画報』10月号「新刊7番勝負」のコーナーで小野幸惠さんの『幸四郎と観る歌舞伎』が紹介されました。「作品の時代背景や他の芸能とのかかわりも詳細」と評してくださっています。
2012年09月03日
『和樂』10月号「book & entertainment」のコーナーにて、小野幸惠さんの『幸四郎と観る歌舞伎』が紹介されました。「松本幸四郎丈の熱い想いもちりばめられていて、あらゆる角度から楽しく読める」と評してくださいました。
2012年09月06日
9月9日(日)早朝のTOKYO FM『トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ』ほか系列局で、ファジル・サイ特集が放送されます。ゲストは、弊社刊、『ファジル・サイ──ピアニスト・作曲家・世界市民』(ユルゲン・オッテン 著/畑野小百合 訳)の出版にも協力していただいたイスタンブール在住24年のエッセイストの細川直子さん。同書の内容も紹介していただいています!
放送予定は以下のとおりです。
トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ
~トルコにとりこPART26/ピアニスト・作曲家・世界市民~ファジル・サイ特集
ゲスト:細川直子 出演:田中美登里
9月9日(日)5:00~5:45 TOKYO FM/radiko.jp(インターネット首都圏限定)
9月8日(土)28:00~29:00 K-MIX(FM静岡)
9月9日(日)10:00~11:00 MUSICBIRD Cross Culture
9月10日(月)23:00~24:00 MUSICBIRD Cross Culture
http://musicbird.jp/programs/twmw/
なお、ミュージックバード「サンデー・クラシック」でも、同じ番組を放送し、残りの3時間はサイの演奏をたっぷりとお聴きいただけます。
9月30日(日)12:00~16:00 MUSICBIRD THE CLASSIC
2012年09月07日
5月の吉田秀和さんの逝去以来、「今後、吉田秀和賞はどうなるのか」ということが芸術界の関心事のひとつとなっていましたが、このたび水戸芸術館から新しい体制についてのお知らせがありました。
第22回目となる今回からは、生前の吉田秀和さんと親交のあった文学者・杉本秀太郎さんを審査委員長に迎え、今年1月に逝去された林光さんの後任として、弊社刊行の『音盤考現学』『音盤博物誌』で第18回の受賞者となった音楽評論家・片山杜秀さんを審査委員として迎える、とのことです。審査は杉本さん、片山さんの2人でおこない、賞の発表は12月、贈呈式は1月におこなう予定だそうです。
フランス文学や美術への造詣の深さで知られる杉本さんと、政治思想史研究と音楽評論という2つの柱から奇抜な着想を次々に繰り出す片山さん。このふたりが後継をつとめるというところからも、吉田秀和さんのもっていた世界の大きさ、広さを感じる思いです。
2012年09月09日
今朝の朝日新聞朝刊読書面に、待ってました! 光嶋裕介『みんなの家。建築家一年生の初仕事』の書評が! 評者は北海道大学の中島岳志さん。「僕たちの時代の建築家が姿を現した」という冒頭からしびれますが(光嶋さん!^o^)、
「内田は家の一部を開放し、若者にチャンスを与える。つまり、関係性の基盤が、市場的価値によってではなく贈与によって成り立っているのだ」
「『凱風館』は、それ自体が思想である。そして、あるべき社会の方向性が提示されている。この建物は、グローバル資本主義の嵐が吹き荒れても、びくともしない。希望に満ちた清涼感のある一冊だ。」
と、天然の素材をふんだんに使って腕のよい職人が仕上げた贅沢な建築というだけにとどまらない凱風館の本質をピシッと的確に、そして熱い共感をもって指摘してくださっていて、嬉しいかぎりです。
私邸としてはとても大きな凱風館の建物のうち、施主・館長の内田さんがプライベートに使うスペースはわずか4分の1ほど。あとはさまざまな人が半ば勝手に出入りし好きなように使っています。しかも内田さんはいずれ法人化してみんなの共有物として使ってもらうおつもりとのこと。世の中広しといえども、自分が仕事で稼いだお金をこんなふうに還元している例がどれだけあるでしょうか? 清々しく心地よいバイブレーションを発する建築そのものの魅力とともに、ぼくが凱風館に惹かれる、そして内田さんを尊敬、信頼してやまない大きな理由なのです。
書店の店頭やアマゾンはじめオンライン書店にもまだたくさん並べてもらっていますので、ぜひお手にとってみてください。[鈴木]
2012年09月11日
GoogleとAppleの街では
オーケストラも先進的!
テクノロジーを駆使し、市民と連携しながら、クラシック音楽にイノベーションを起こしたマエストロとオーケストラの成功哲学!
来日記念出版!
四六判・並製・288頁
定価:本体1900円[税別]
発売:2012年10月5日(予定)
ISBN978-4-903951-59-1 C1073
装丁:福田和雄(FUKUDA DESIGN)
ジャンル:クラシック/オーケストラ/指揮者
2012年09月11日
一昨日の朝日新聞朝刊に掲載された中島岳志さんによる『みんなの家。〜建築家一年生の初仕事』の書評がネットでも読めるようになりました。新聞を読みのがした方はぜひどうぞ。
2012年09月14日
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ARTES インフォ*クリップ[vol.045]2012/09/14
芸術の秋。クラシック音楽界を元気にしよう!号
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・10/5発売!『オーケストラは未来をつくる』
・10月中旬発売!『アルテス』VOL.03
・ただいま編集中──『相倉久人のジャズ史80夜』
・ただいま編集中──『信時潔音楽随想集』
・10/5 川内倫子×光嶋裕介トークショー@下北沢B&B
・10/23 名越康文×光嶋裕介トークショー@下北沢B&B
・9/18 金沢百枝(美術史家)×光嶋裕介トークショー@ABC本店
・9/9付の朝日新聞に『みんなの家。』書評掲載!
・片山杜秀さん、吉田秀和賞審査委員に就任!
・安田寛さんの「音痴と日本人」第9回公開
・版元日誌を書きました。
・アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・代沢だより
2012年09月16日
2012年09月19日
『サウンド&レコーディング・マガジン』10月号にダニエル・バレンボイム著『バレンボイム音楽論──対話と共存のフーガ』(蓑田洋子訳)の書評が掲載されました。評者はもちろん、同誌の「Books」コーナーを長年担当されているミュージシャンの横川理彦さん。いくつか引用させていただきます。
ワイマール、シカゴとワークショップを重ねたこの楽団[故エドワード・サイードとバレンボイムがイスラエルとアラブ諸国の若手音楽家を集めて結成したウェスト=イースタン・ディヴァイン・オーケストラ]が、かつてユダヤ人とアラブ人の共通の歴史があったアンダルシアに受け入れられる過程は感動的だ。
「音と思考」「聴くことと聞くこと」「思考の自由と演奏および解釈」「フィナーレ」と題された4つの文章は、音楽から哲学や政治につながっていく比較的抽象度の高い論考で、正統クラシックのただ中で活躍してきた著者ならではの思考が展開されていく。
……バッハ、モーツァルト、ブーレーズ、サイードなどに関する短い文章も、新鮮な発見に満ちていて面白い。クラシック音楽ファン以外にも薦めたい一冊だ。
このコーナー、毎回「お題」があって、それにひっかかってくる音楽書を新旧問わずとりあげるという横川さんならではの「文脈」が設定されているのが面白いです。今回の「お題」は「音楽の成り立つ場所と可能性を考える3冊」。選ばれたのはほかに浜田淳編『音楽の本の本』(カンゼン。ちなみにこの本にはアルテス木村も数本寄稿してます)、本條秀太郎著『本條秀太郎、三味線語り』(淡交社)の2冊。
それにしても、『バレンボイム音楽論』は2008年11月に刊行したもの。つい数年前の本ですが、「新刊」だけをとりあげるふつうの媒体では話題になることすらありません。こうした「旧刊」もふくめたレヴューの場があることに感謝したいと思います。
2012年09月20日
『レコード芸術』10月号に片山杜秀さんの『線量計と機関銃』の書評が掲載されました。評者は中村晃也さん。
……タイトル通りに著者の識見がブッ放される。論客の刺激的な舌鋒は、とどまる所を知らない。(略)品格と洞察に満ち、機知あふれる機関銃と毒だ。読者は死なないが、シビレルだろう。
……喋りの合いの手の「音源」も絶妙だ。何としても聴きたくなるような蘊蓄がこもる。こんな音源があるのだ!! と、脱帽。
興奮して読んでくださったことが伝わってくる書評です。ありがとうございました。
2012年09月21日
ジュンク堂書店千日前店(大阪市中央区難波)で「アルテスパブリッシング ブック・フェア」が開催されます。
音楽書を中心に在庫僅少本を含む全ジャンルのアルテスの本が並びます。お近くにお出かけのさいはぜひお立ち寄りください。
期日:2012年9月26日(水)~10月31日(水)
場所:3階 芸術書フロア 特設台
2012年09月24日
書評サイト「HONZ」に片山杜秀さんの『線量計と機関銃』の書評が掲載されました。評者は刀根明日香さん。
……ラジオ番組をそのまま文字に起こしたため、著者が言っているとおり「即興的な喋りでないと無理な話の展開」というものがある。それが、「小松左京と金正日」、「最終公害と最終戦争」、そして「セシウムと吹奏楽」といった、一見つながりがないように見えるものをつなげてしまう、片山ワールドを生み出す。新たなレイヤーを2枚、3枚重ねることで、物事は全く違ったふうに見えてくる。そして、収録時期の臨場感がストレートに読者に伝わり、生の声に触れる大切さを改めて認識させられる。情報が溢れる震災後の日本で、新たなレイヤーから物事を見通す方法を教えてくれる、大切な一冊である。
ていねいに読み込んでいただいて、たっぷりと紹介してくださいました。ありがとうございます。
追記:この書評を読んだ佐々木俊尚さんがさっそくツイートを。ますますありがとうございます!
太平洋戦争時の日本と震災後の今の日本の共通点を探る。「割れ煎とナチス」とか「小松左京と金正日」とか思想史研究者兼音楽評論家片山杜秀氏ならではの面白い組み合わせのお話。購入。/3.11後の世界『線量計と機関銃』 - HONZ http://bit.ly/PcTVtg
2012年09月24日
7月18日に紀伊國屋書店南口店ふらっとすぽっとで行なった、『みんなの家。』光嶋裕介さんとの「super wakuwaku live talk」の動画がアップされました。自分で見るのはさすがに恥ずかしいものがありますが、わりと評判よかったので^^よかったらご覧になってください。[鈴木]
2012年09月24日
『みんなの家。建築家一年生の初仕事』の著者・光嶋裕介さんのトークシリーズ、第8弾は精神科医の名越康文さんをお迎えしてお届けします。題して『建築家を徹底的に精神分析する〜想像と創造における心の役割について』。
心の専門家として多くのメディアでご活躍の名越康文さんは、精神科医ならではの視点から映画や音楽、漫画などの評論も手がけてらっしゃいます。その名越さんに、光嶋さんが描き続けている銅版画やドローイングを分析していただきながら、ものを作るという創造行為に心が果たす役割について語りあっていただきます。
出演:名越康文(精神科医) 光嶋裕介(建築家)
日時:2012年10月23日(火)20:00〜22:00(19:30開場)
場所:本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料:1500円+1ドリンク・オーダー
2012年09月27日
本日(9/27)付けの朝日新聞「論壇時評」で、作家の高橋源一郎さんが片山杜秀さんの『線量計と機関銃』をとりあげてくださいました。「暴論じゃない、まともだよ」と題し、東浩紀氏、孫崎享氏、杉田敦氏、内藤朝雄氏の言説とともに、片山さんの主張を紹介しています。
片山杜秀は「議会の任期は一年」「比例代表選挙のみ」という、あっと驚く改革案を紹介している。任期が1年ぐらいじゃないと複雑な現代社会に対応できないし、比例代表(当然、任期中は公約を変えられないという前提で)じゃないと、せっかく投票したのに勝手に政策を変えられてしまうから、というのだ。この(ぼくの考えでは)まともすぎる「暴論」を提案したのは、日本政治史上最大の「暴論」、「天皇機関説」を唱えた美濃部達吉だそうです。いまから、七、八十年前に、ここまでいっていたんだ。ちなみに、片山さんは、いちど「内閣などをぜんぶ、女性に変えてしまう」ことを提唱していて、それは、「子供を産むとか、育てるということを本気で考えていない男の社会」がかくも悲惨な結果を招いたからだというのだが、これも、ぼくには「暴論」ではなく、ものすごくまともな意見に聞こえるんですけれどね。
片山さんの本は、このほかにも「まともな暴論」がてんこ盛りです。高橋さんが、本を付箋だらけにして「読んでて泣いた」という『線量計と機関銃』、みなさんもこの機会にぜひ!
2012年09月28日
東書WEBショップ「音楽専門館」で好評連載中の安田寛さん「音痴と日本人」、第10回が公開されました。
WEB連載「音痴と日本人」
第10回 『小学唱歌集』に隠された深い秘密
文部省が最初に出した音楽の教科書『小学唱歌集』の収録曲が、メーソンのつくったカリキュラムの最初ではなく第2段階から採られていることの謎をさぐります。どうも伊澤修二ほかが「音痴」を克服していった過程が、そのまま文部省の教科書に反映している、というのです……。
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