怒れ! クラシック・ファン。
戦後最大の国難に喘ぐニッポンに
カタヤマの獅子吼が谺する──
当代随一の論客が放つ
痛快無双の文明×音楽批評!
BGMは希望の歌か、
それとも鎮魂曲か?
四六判・並製・244頁
定価:本体1800円[税別]
発売:2012年7月27日(予定)
ISBN978-4-903951-58-4 C1073
装丁:下川雅敏
ジャンル:クラシック/音楽評論/社会
●内容
第18回吉田秀和賞と第30回サントリー学芸賞をダブル受賞した
『音盤考現学』『音盤博物誌』(小社刊)の衝撃から4年。
思想史研究と音楽評論の両分野で、いまもっとも注目を集める論客が、
大震災と原発事故の後、メルトダウンを続けるニッポンを一刀両断する!
深夜の“世直し音楽番組”「片山杜秀のパンドラの箱」。
昨年3月11日の東日本大震災以降の放送分を一挙収録!
高音質「音楽専門」衛星デジタルラジオ、
ミュージックバードで好評放送中!
片山杜秀のパンドラの箱
毎月最終金曜 23:00-24:00
再放送=翌週土曜 5:00-6:00
http://musicbird.jp/
●目次
[FILE 01]敗戦と原発
[FILE 02]緊急地震警報と「原爆の子」
[FILE 03]割れ煎とナチス
[FILE 04]3.11と12.8
[FILE 05]線量計と機関銃
[FILE 06]FMと原子力
[FILE 07]チェルノブイリと情報公開
[FILE 08]小松左京と金正日
[FILE 09]最終戦争と最終公害
[FILE 10]セシウムと吹奏楽
[FILE 11]選挙制度と怒りの日
[FILE 12]ノストラダムスと吉田秀和
●著者プロフィール
かたやま・もりひで
音楽評論家、思想史研究者。
1963年仙台生まれ。東京で育つ。
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は政治学。
著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館(正・続)』(以上、アルテスパブリッシング)、『未完のファシズム』(新潮選書)、『近代日
本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、『ゴジラと日の丸』(文藝春秋)、共著書に『伊福部昭の宇宙』(音楽之友社)、『日本主義的教養の時代』(柏書房)、監修書に『日本の作曲家』(日外アソシエーツ)など。朝日新聞、産経新聞、『レコード芸術』『CDジャーナル』等で音楽評を執筆。
2006年、日本近代音楽研究の業績により京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を、2008年、『音盤考現学』『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞、第30回サントリー学芸賞を受賞。
慶應義塾大学法学部准教授。
●関連情報(書評/イヴェントほか)
片山杜秀の本5 線量計と機関銃
●関連商品
片山杜秀の本1 音盤考現学
片山杜秀の本2 音盤博物誌
片山杜秀の本3 クラシック迷宮図書館
片山杜秀の本4 続・クラシック迷宮図書館