11/22(金)に発売となる新刊、小沼純一さんの『無伴奏』に素晴らしいコメントを寄せてくださったヴァイオリニスト・指揮者の寺神戸亮さんのツアーがもうすぐ始まります(12/4〜16東京・埼玉・大阪・静岡)。詳細は以下のページをご覧ください。
http://lesboreades.info/RyoTerakado/newpage3.html
曲はJ. S. バッハ《無伴奏チェロ組曲》全曲。ヴァイオリニストがなぜチェロを!? じつは寺神戸さんは最近復元された古楽器「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」の世界でも数少ない奏者のひとり。「スパッラ」とは「肩」の意。つまり「肩掛けチェロ」です。バッハのこの名曲は、じつはこの楽器のために書かれた可能性もあるそうで、寺神戸さんはみずからの演奏で、その謎にせまります(CDもリリースされています)。
ツアーでは「無伴奏つながり」(?)ということで、書籍『無伴奏』も販売していただけることになりました。寺神戸さんのCDなどと並んで置いていただいていることと思いますので、みなさまどうぞ手にとってご覧ください。
しかし、ヴァイオリニストがチェロの作品まで弾くようになったら、チェリストの仕事はあがったり?? たしかに縦にして足に挟んだり、エンドピンで支えたりして弾くよりも弾きやすそうな気が……。そのあたりもぜひ、実際の演奏にふれて、ご確認ください。
[木村]