発売日延期のお知らせ
7月12日発売を予定していました『「at武道館」をつくった男』ですが、制作上の都合により発売日を延期し、8月1日(金)発売とさせていただきます。
みなさまにはたいへんご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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2008年07月04日
7月12日発売を予定していました『「at武道館」をつくった男』ですが、制作上の都合により発売日を延期し、8月1日(金)発売とさせていただきます。
みなさまにはたいへんご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2008年07月05日
2008年07月05日
『マリ・クレール』誌8月号、「書店員のおすすめ本」コーナーでTSUTAYA BOOK STORE 有楽町マルイ店の販売員、松井裕美さんが『魂(ソウル)のゆくえ』を紹介してくださいました。
マイケル・ジャクソンや映画『ドリーム・ガールズ』に興奮の私にとってこれはまさにお宝本! 〜〜いちばんの魅力は179枚のCDガイド。それでますます好きなシンガー、楽曲が増えていきます。新たな世界の扉を開く鍵がいっぱい詰まった一冊。
と絶賛していただいてます。書店員さんにおすすめいただくのはまた格別の嬉しさがあります。さっそく御礼とご挨拶に伺ったTSUTAYA有楽町マルイ店は、広々とした空間に洗練された棚の配置……ついつい長居したくなってしまう、居心地のいいショップでした。
2008年07月05日
昨年8月の開設以来、seesaaブログ内に間借りするかたちで、アルテスの最新情報をお届けしてきたこの「ブログ*ARTES」ですが、このほどアルテスのオフィシャル・ウェブサイト内に引っ越し完了しました! 仮住まいからようやく母屋に入居できた気分^^。よく見ていただくと、細部がなんだかグレードアップしてますね。
これからは下記のURLでがんがん更新していきますので、ひきつづきのご愛顧をよろしくお願いいたします。
http://www.artespublishing.com/blog/
2008年07月08日
2008年07月08日
『八橋検校 十三の謎』の本文中に誤りがありました。以下のとおり訂正いたします。
p.138 12行目 竜笛 → 笙
13行目 八種類すべて → 六種類
これから出荷する分につきましては、正誤表を入れさせていただきます。
読者のみなさまにはこの場を借りてお詫び申し上げます。
2008年07月08日
2008年07月12日
小鍛冶邦隆さんの連載「音楽・知のメモリア」。第4回は「ア・ヴォルフガング・クライシス」と題して、モーツァルトの実像に迫ります。
バッハの時代に準備された社会構造が、平均律という「音響学的な暴挙」を導き(おそらく絶対王政の確立とパラレルなものとして)、モーツァルトの鋭敏な聴覚とその構造化された音律との間の軋みが、近代人としての内面の危機を表出する──小林秀雄以来の情緒的なモーツァルト理解を根底から更新する、画期的なモーツァルト論ではないでしょうか。
2008年07月12日
7/7(月)付けの北國新聞に、『八橋検校 十三の謎』の著者・釣谷真弓さんがふたたび登場しました。「自分たちの国の文化を知る一つのきっかけになればうれしい」と語っています。
2008年07月12日
『図書新聞』(2008/07/19付け)で『音盤考現学』と『音盤博物誌』がまとめて紹介されました。「この本は一種の奇書である」から始まり、「著者の知識が広大で、ただただ驚きをもって読まされてしまう」と書いてくださっています。
書誌情報のところに索引のページ数が表示されているのは、いかにも『図書新聞』らしいですね。
2008年07月12日
音楽評論家・北中正和さんが、古楽グループのアントネッロのリーダー、濱田芳通さんのインタビューをご自身のサイトにアップされています。じつにじつに想像力を刺激される内容ですので、古楽ファンじゃない方もぜひご一読を。ぼくは一緒に並んで掲載されている高田みち子さんの大ファンでもありまして、アントネッロは先だって東京文化会館でコンサートを見てきたばかり。北中さんにはツボを突かれまくりで悶絶してます^^。
2008年07月14日
4日間にわたった東京国際ブックフェアが無事に終わりました。
入口近くという立地に恵まれた版元ドットコムのブースは、各出展社がバラエティに富んだ本をぎっしりと並べ、パネルやポスターを飾り、まるで立派な書店のようでした。力をあわせた呼び声の効果もあってか、たくさんのお客さんが足を止めてくださいました。トークショーにも人だかりができて、初めての共同出展、大成功ではないでしょうか。
アルテスの本も予想以上に買ってくださる方が多くて嬉しいかぎりです。本を手に取って、眺めて迷っているお客さまとお話しできたり、地方から訪れてくださった書店員さんと出会えたり、こういう機会でなくては味わえない貴重な体験を積むことができました。暑いなかをご来場くださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
2008年07月15日
7月13日(日)讀賣新聞朝刊・読書面の「著書来店」コーナーに、『音盤博物誌』の著者として片山杜秀さんが登場しました!
「ここは博覧強記の“平成の怪人”の揺りかごだ。」──あまりにも巨大な空間を持つ“まるで体育館のような” ご自宅の書庫(というより倉庫?)の写真が、ばっちり掲載されています。
記事中では松本記者が『音盤博物誌』を「その喜々とした批評眼たるや従来の音楽評論の域を超えている。」と評してくださいました。本のページをめくる片山さんは、とても幸福そうですね。
2008年07月16日
『音楽現代』8月号に『音盤博物誌』の書評が掲載されました。評者は倉林靖さん。「[『レコード芸術』連載の]前半を収めた『考現学』よりもさらに練れた、あるいはさらに自由奔放な思考の飛躍が収められており、読者は片山氏の更なる博覧強記ぶりに驚嘆するだろう」と評していただいています。
なお、この号には弊社の広告も掲載されています(p.145)。
2008年07月16日
『音盤考現学』にひきつづき、白石知雄さんが『音盤博物誌』もとりあげてくださいました。大阪・いずみホールの発信する音楽情報誌『Jupiter』の8〜9月号。
音楽ホールは万国共通の国際仕様だが、一歩外に出れば、東アジアの湿った空気が肌にまとわりつく。それが私たちの住む国の姿。それでいいじゃないかと大らかに肯定する片山杜秀の音楽論は、彼の思想史研究書『近代日本の右翼思想』とぴったり対になっている。そういえば、先日(7/4)紀尾井ホールで、いずみホールを本拠とする「いずみシンフォニエッタ大阪」の東京公演がありましたが、それこそ“万国共通国際仕様”のホールに大阪発現代音楽を「空気ごと」運んできたような熱演に興奮したところだったので、なるほどと納得。
白石さん、ありがとうございました。
2008年07月16日
『すばる』8月号の「読書日録」で、評論家・書誌学者の武藤康史さんが『音盤考現学』『音盤博物誌』(後者は書影も)をとりあげてくださっています(6/14の項)。「片山杜秀が立て続けに出した『音盤考現学』『音盤博物誌』(アルテスパブリッシング)を読むことは心地よくはない」とありましたからドキッとしましたが、続けて「ページを繰るごとに動悸が激しくなる。知の巨人に私は踏み潰された」と。ありがとうございました。
2008年07月20日
先週の読売新聞に著者・片山さんが登場したのに続き、本日(7/20)、朝日新聞朝刊読書面にて、東京大学教授(日本政治思想史)の苅部直さんが、『音盤考現学』『音盤博物誌』を並べて書評してくださいました。全篇「激賞」といっていいありがたい内容。最後の段落だけ引用させていただきます。
現代音楽は難しくてどうも、という人や、武満徹がこの分野で日本唯一の巨匠だと思っている人は、2冊を通読すれば、まったく考えが変わるだろう。そして読了後、「近代」や「日本」を見る視点も、いつのまにか新しくなっていることに気づくはずである。苅部さんは十数年前に片山さんの名前を知ったと書かれていますが、片山さんの本を刊行してから、メディアで取り上げていただくたびに「ようやく」とか「待ちに待った」という接頭辞が付くことに、あらためて驚いています。苅部さんをはじめとするさまざまな領域の研究者や片山ファンのみなさんが、何年も何年も「待ちに待って」くださっていた片山さんの音楽論集を世に出すのは、プレッシャーも感ずる仕事でしたが、こうしてみなさんに喜んでいただけてほんとうによかった!
『音盤博物誌』は在庫僅少の状態でしたが、これを機に重版決定! 7/29からは第2刷を出荷いたします。「初版限定袋とじ付録」の「カタヤマモリヒデの作り方」が読みたい方は、書店にある初版分の在庫がなくなる前に、お早めにご入手を!
2008年07月20日
2008年07月27日
小鍛冶邦隆さんの連載「音楽・知のメモリア」の第5回。タイトルは「テロリスト・ルードヴィッヒ」!
モーツァルトにおいて、音響的な軋みとして現出した近代的個人の内面の危機──「疾走する悲しみ」ではなく「迷走するオブセッション(強迫観念)」──が、ベートーヴェンにおいては、近代的主体を形式として内面化・構造化することにより、規律としての「聴く」という制度が出現します。「もはや技法とは乖離した管弦楽的音響性の暴力」──ベートーヴェン音楽の見方が根本から変わる刺激的な音楽論です。
2008年07月29日
衛星デジタルラジオ、ミュージックバード「THE CLASSIC」に片山杜秀さんが出演し、『音盤博物誌』が紹介されることになりました。内容は、前半が6/15にタワーレコード渋谷店でおこなった片山さんと山崎浩太郎さんのトークショー、後半はスタジオであらためて片山さんが語ったものです(『音盤博物誌』の初版の袋とじ付録「カタヤマモリヒデの作り方」のラジオ版、という趣の話になったとか)。
番組の詳細は以下のとおりです。
ウィークエンド・スペシャル番組ではアルテスから『音盤博物誌』をプレゼントとして提供させていただいています。いまや「レア本」となりつつある袋とじ付録の付いた初版本です!
〜音楽評論家を撃て!/片山杜秀の本が明かす“響きの思想”〜
2008年8月2日(土)12:00〜15:00
再放送8月31日(日)18:00〜21:00
出演:片山杜秀、山崎浩太郎
なお、ミュージックバードを聴くには、専用のチューナーとアンテナが必要です。詳細は以下。
MUSICBIRDは
TOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。
クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、
これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。
ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする
「PCM Fun Club」の会員募集中
お問合せは03-3221-9000
http://www.musicbird.jp/
PCMファンクラブのお申し込みは03-3261-8155
http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html
2008年07月29日
『片山杜秀の本2 音盤博物誌』は本日2刷が上がってきます。同時に『音盤考現学』の3刷も決定! こちらはお盆明け出荷予定。これでアルテスは、今月刊行した『八橋検校 十三の謎』以外の書籍すべてがめでたく重版! ありがたいことです。
『音盤博物誌』の袋とじ付録「カタヤマモリヒデの作り方」は“約束どおり”(?)2刷からは付けてませんので、初版をゲットしたい方はいますぐ書店、楽器店へ!
なお、重版にあたっての訂正は以下の2カ所です。
p.122|後ろから3行目
行頭の「喜び、」の前のスペースを削除。
p.328(最終ページ)|広告
『音盤考現学』のISBNコードが間違っていました。正しくは「ISBN978-4-903951-04-1」。
2008年07月30日
●side one
“ソニー・ミュージックの名物ディレクター、野中規雄と洋楽ロック黄金時代”
第1弾の会場は阿佐ヶ谷ロフト。ゲストに著書と同世代のミュージシャンであるサエキけんぞうさん、野中が国内新人発掘部門「SD」部長時代に発掘したJUDY AND MARYの恩田快人さん、ヘヴィメタル評論家の伊藤政則さんらを迎え、70〜90年代のロック・シーンと野中の半生を振り返ります。司会は音楽ジャーナリストの赤尾美香さん。野中さんのキャリアから珍しい顔合わせが実現しました。乞うご期待!
【出演】
赤尾美香:音楽ジャーナリスト(司会)
伊藤政則:音楽評論家
恩田快人:元JUDY AND MARY
サエキけんぞう:音楽家
野中規雄:元CBS・ソニー/EPIC・ソニー洋楽ディレクター
和久井光司:総合音楽家
日時:8月17日(日)18時開場/19時開演
会場:阿佐ヶ谷ロフト(杉並区阿佐谷南1-36-16-B1 電話03-5929-3445)
料金:前売¥1,500/当日¥2,000(共に飲食代別)
前売チケットは店頭、電話予約、ローソン・チケットにて7/31より販売開始。
●side two
ジュンク堂トーク・セッション
「オレたち洋楽世代──1958年生まれのロック談義」
出演:坪内祐三(文芸評論家)、和久井光司(総合音楽家)
日時:9月13日(土)19時開演
会場:ジュンク堂書店池袋本店4Fカフェ(豊島区南池袋2-15-5 電話03-5956-6111)
料金:1000円(ドリンク付き) ご予約は同店1Fサービスカウンターまで(電話可)
著者と同じ1958年に生まれ、当時の洋楽ロックにひとかたならぬ愛情を寄せる文芸評論家・坪内祐三さんを迎えてのスペシャルなトーク・セッションです。最新刊の『東京』(太田出版)をはじめとして、数多くの著書と愛読者をもつ坪内さんですが、音楽だけを語ったものはまだありません。果たしてどんな話が伺えるのか、僕らも楽しみです。
坪内祐三(つぼうち ゆうぞう)
文芸評論家。1958年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了。雑誌『東京人』編集者を経て文芸評論家に。主な著書に『ストリートワイズ』(晶文社)、『靖国』『新書百冊』(新潮社)、『三茶日記』(本の雑誌社)、『一九七二』(文藝春秋)、『「別れる理由」が気になって』(講談社)、『古本的』(毎日新聞社)、『極私的東京名所案内』(彷徨舎)、『変死するアメリカ作家たち』(白水社)、『四百字十一枚』(みすず書房)、『アメリカ』(扶桑社)などがある。最新刊は『東京』(太田出版)。2001年、『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』(マガジンハウス)で第17回講談社エッセイ賞受賞。
和久井光司(わくい こうじ)
総合音楽家。1958年10月2日に東京都渋谷区で生まれ、横浜市で育つ。1981年にスクリーンを率いてレコード・デビュー。同バンド解散後、モーメンツ、東京の人を経て、ソロ活動を開始した。2007年暮れには、ボブ・ディラン公認の日本語カヴァー集『ディランを唄う』と、最新オリジナル・アルバム『愛と性のクーデター』をソニー・ミュージックから同時発売している。著書に『ビートルズ&アップル・マテリアル』(ストレンジ・デイズ)、『地球音楽ライブラリー/クイーン』『同/U2』(TOKYO FM出版)、『ディランを語ろう』(浦沢直樹との共著・小学館)などが、編著に『英国ロックの深い森』『ザ・ゴールデン・カップスのすべて』などがある。
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