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2008年03月03日

片山杜秀×沼野雄司トークショーをおこないました。


片山杜秀さん(左)と沼野雄司さん

昨日、タワーレコード渋谷店6Fクラシックフロアにて、片山杜秀さんと沼野雄司さんのトークショーをおこないました。

開催決定から告知期間が短かったため、お客さまがどれだけ集まるか心配でしたが、熱心な「片山ファン」を中心に、まずまずの入りでした。

約40分間という短いトークでしたが、沼野さんの鋭いツッコミと片山さんのひょうひょうとした受け答えに笑いの絶えないひとときとなりました。

子供のころから、マイナーなものばかりが好きで、誰も知らないマイナーなものの魅力をいかに他人に伝えるか、ということばかりやっていた結果、あの独特のアクロバティックな文体が生まれた、というあたりは、「なるほど~」と納得されたお客さまも多かったのではないでしょうか。

トークの終わったあとはサイン会。来場者のほとんどが本を持って列に並ぶというあたりに、人気の高さがうかがえました。

沼野さん、タワーレコードのみなさん、そしてご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。

片山さん、こんどは3/20(木・祝)19:00から、ジュンク堂書店池袋本店にてトークセッションをおこないますので、昨日来られなかった方はぜひご参加ください!(要申込み。詳細はコチラ)[木村]


2008年03月03日

『あんさんぶる』に『音盤考現学』のことを書きました。

木村が昨年から新刊書やCDなどのレビューを担当している『あんさんぶる』の3月号で、『音盤考現学』のことを書かせていただきました。

アルテスの本はとりあげない方針だったのですが、増田編集長から「『あんさんぶる』の読者のためにもぜひ」とすすめていただき、「アルテスの新刊より」という枠をあらたに設けて、今後1冊ずつ紹介させていただくこととなりました。

同誌には小原孝さん、若尾裕さん、横井雅子さんといった方々の連載も掲載され、とても充実した内容です。[木村]

2008年03月05日

『週刊朝日』で『音盤考現学』が紹介されました。

3/14号の「週刊図書館」(p.85)で、「読後、音楽の深みに触れる感覚に」と評していただきました。[木村]

2008年03月05日

アルテスのバナー、公開。

ずいぶん前にできていたんですけど、公開するのを忘れていました^^;。アルテスのバナー2種。ご自由にお使いください。

◎アルテス・バナー小(88×31ピクセル)
 バナー小(88×31px)

◎アルテス・バナー大(234×60ピクセル)
 バナー大(234×60px)

リンク先はトップページ(以下)にお願いします。
http://www.artespublishing.com/

[木村]

2008年03月06日

佐々木敦さん、『音盤考現学』に興奮!


音楽に文学に今もっとも質の高い評論を展開しているひとり、佐々木敦さんが、自ら編集長として創刊した新雑誌『エクス・ポ』第2号の「冬休み読書日記」で『音盤考現学』を取り上げてくれました。

「自由奔放にユニークきわまる思弁を繰り広げている」「本質的にポストモダンであり、「芸術」の芸術性を成り立たせている基盤をこそ俎上にのぼらせている」「アクロバチックでさえある論旨の展開には、読んでて興奮させられました」……いやあ、佐々木さんにここまで盛り上がっていただけるとは嬉しいかぎり。「アルテスさん、もっともっと片山本を!」……はい、どんどん出しますので! 佐々木さんの最新刊『絶対安全文芸批評』にもご注目を。

[鈴木]



2008年03月13日

『Jupiter』で『音盤考現学』が紹介されました。


Jupiter』は大坂・いずみホールの発行する音楽情報誌。「カジュアルな20世紀音楽ガイドとしてお薦め」と紹介してくださっています。同誌には連載「片山杜秀の弦楽四重奏・超入門」も掲載されているし、今回は水谷彰良さんと演出家・岩田達宗による「ロッシーニ対談」が掲載されていて、かな~り充実してます。

[木村]



>> 詳細

2008年03月15日

横川理彦さんが『音盤考現学』を絶賛!


『Sound & Recording Magazine』4月号で横川理彦さんが、北里義之さんの『サウンド・アナトミア』(青土社)、『事典 世界音楽の本』(岩波書店)とともに「音楽批評の創造性を感じる3冊」として『音盤考現学』をとりあげてくれました。

一読して、大変に面白く刺激的な議論が山盛り
著者のレビューのほうがCDの内容よりもはるかに生き生きしているのではないか
現代史の知識・明せきな思考と切り結んで論じられるために〈1枚のCDから政治を社会を時代を〉看破することができる
最後は、
片山によって日本の現代音楽は生き返ったと言える。
と結んでくださっています。

つねづね独特のセンスでの本のセレクションと、その慧眼に敬意をいだいてきましたので、たいへん光栄です。

[木村]



2008年03月15日

白石知雄さんがブログで『音盤考現学』について書いてくださいました。

音楽評論家で神戸女学院大学、大阪音楽大学講師の白石知雄さんが、『Jupiter』での書評にひきつづき、ご自身のブログで『音盤考現学』をとりあげてくださいました。600字の書評を書くにあたって配慮したことなどがつづられていて、たいへんありがたく、また興味深く読ませていただきました。

[木村]

2008年03月21日

片山さん、怒濤のライヴ・パフォーマンス!


会場は熱気むんむん。男性率高し!

昨日(3/20)、ジュンク堂池袋本店にて片山杜秀さんと岩野裕一さんのトークセッション「日本のクラシックを発掘せよ!」がおこなわれました。

折悪しく朝から雨風ともに強く、「これは予約キャンセル続出かなあ」と心配だったのですが、その予想は完全に裏切られ、ジュンク堂カフェは写真のとおりの満席! みなさん身を乗りだしながら熱心にトークに聴き入っておられました。

岩野さんの絶妙のアシストを得て、最初は少し控えめだった片山さんもどんどんエンジンがかかってくるのがわかります。最後のほうは、片山さんが山田一雄の演奏を評したことばをもじっていえば、「ダンゴ状態でエンディングへもつれこむ」ようなものすごさ。会場は片山さんのことばの「絨毯爆撃」に唖然、呆然、陶然……。

片山杜秀という特異な人格がいつ、どのようにして形成されたか。伊福部昭最晩年の貴重なインタビュー音源、武満徹への複雑な思い、橋本國彦の超レア音源などなど、その場にいないと味わえない、ライヴならではの内容がてんこ盛りでしたが、アルテスではもっと多くのみなさんにこの圧倒的なライヴ・パフォーマンスを体験していただくべく、「ライヴ盤」の制作にとりかかっています。といっても、出版社ですから「文字で」ですが。どんなかたちでお届けできるかは、また後日お知らせしたいと思います。

最後になりましたが、最高の聞き役をつとめてくださった岩野裕一さん、ジュンク堂池袋本店の田口副店長はじめスタッフのみなさん、足下の悪いなかお運びいただいたお客さま、そしてサービス精神全開の怒濤のトークを披露してくださった片山杜秀さんに感謝します。ありがとうございました!

[木村]



2008年03月23日

毎日新聞で井上章一さんが『音盤考現学』を絶賛!


3/23 毎日新聞

国立国際日本文化研究センター教授で、建築史、意匠論ほかさまざまな領域での多彩な評論活動で知られる井上章一さんが、3/23の毎日新聞読書面「今日の本棚」にて、『音盤考現学』を書評してくださいました。アルテスにとってははじめての新聞の大枠での書評です。

井上さんはこれまでナクソスの『日本作曲家選輯』シリーズなどで片山さんの音楽面での仕事に注目されてきたらしく、片山さんの音楽評論家としての最初の著作の刊行を手放しで喜んでくれているのが伝わってくる文章。呉泰次郎のこと、三島由紀夫と團伊玖磨の《ひかりごけ》、映画『大坂城物語』と伊福部昭とルルーの《分裂行進曲》などなど、本に収載されたさまざまなエピソードを紹介して、この本のおもしろさを熱く語ってくれています。

音楽のことはピンとこなくても、だいじょうぶ。読書には、こまらない。近代日本史の意外なエピソードも、この本はいっぱい教えてくれる。
バッハやモーツァルトらのことをくわしく論じる本はたくさんある。しかし、現代の末裔たちを、興味深く語ってくれる本はあまりない。この本をすすめるゆえんである。
最後には関西で放映されていた『部長刑事』というテレビドラマとショスタコーヴィチをからめて論じてほしい、と著者にリクエストも。「熱くて濃い」書評でした。

[木村]

 

2008年03月23日

井上章一さんが日経新聞でも!

今朝(3/23)の毎日新聞での書評の前に、井上章一さん、日経新聞3/19夕刊「エンジョイ読書」のなかの「目利きが選ぶ今週の3冊」でも、『音盤考現学』を「★★★★」の評価で紹介してくださっていました。

ちなみに、井上さんが選んだその他の2冊は、小泉和子編著『家で病気を治した時代』(農山漁村文化協会)、森洋子著『ブリューゲル探訪』(未来社)でした。

[木村]

2008年03月23日

大場正明さんが『音盤考現学』を書評してくださいました。


『CDジャーナル』4月号「本の虫の巣」にて、

必ずしもクラシックの熱心なリスナーとはいえない筆者でも引き込まれてしまうのは、膨大な知識に裏打ちされた切り口や語り口がユニークであるからだけではなく、日本人であれば本来避けて通れないはずの課題が掘り下げられているからだ。

と評してくださっています。

[木村]



2008年03月25日

ARTES インフォ*クリップ vol.5

メルマガ「インフォ*クリップ」第5号を配信しました。

今回は4/12発売予定のピーター・バラカン著『魂(ソウル)のゆくえ』について。バラカンさん出演のイヴェント情報も掲載しています。

コンパクトにレイアウトしたPDF版は下記よりダウンロードしてください。

◎ARTES インフォ*クリップ 2008年3月20日号
 ダウンロード:infoclip20080320.pdf

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[木村]

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