「片山杜秀の本」シリーズにうれしいお便りが!

2008年に刊行した『音盤考現学』『音盤博物誌』から始まる「片山杜秀の本」シリーズは、アルテスの看板シリーズとして好評をいただいていますが、2011年から「シリーズ内シリーズ」のようなかたちで始まったのが「ラジオ・カタヤマ」シリーズ。これは会員制の音楽専門衛星ラジオ「ミュージックバード」と協力し、同局で放送中の番組「片山杜秀のパンドラの箱」の内容を書籍化したもので、これまでに『線量計と機関銃』(片山杜秀の本5)、『現代政治と現代音楽』(同6)、『大東亜共栄圏とTPP』(同7)の3冊を刊行しています。

アルテスパブリッシング|片山杜秀の本
ミュージックバード|片山杜秀のパンドラの箱

先日、ミュージックバードの担当プロデューサー宛に、リスナーからうれしいお便りが届きました。「片山杜秀のパンドラの箱」についてのお便りですが、「ラジオ・カタヤマ」シリーズについても書いてくださっているので、差出人の稲原豊命さんのお許しをいただいて、ここでご紹介いたします。

 今年、7月になって初めて、「パンドラの箱」を聞く様になりました。
 ミュージックバードを聞き始めて25年、ジャズやクラシックを聞くばかりで、こんなに素晴らしい番組が放送されているとは!!
 あわてて、アルテスパブリッシングから出ている片山さんの本を求めました。
 たまたまではありますが、アルテス社の『音盤考現学』は手元にあったのですが、片山さんが音楽の他にもこんなに社会の様々な、現在の事柄に対して、こうもまっとうな考えや意見をお持ちの方とは知りませんでした。
 片山杜秀の本−8、9と出版されることを心待ちにしております。
 なんとなくこうなんじゃないか? ひょっとしたらこうかも、と思っている事が片山さんのしゃべりで、ああそうか、そうなんだと考えさせられます。
 これからも毎回、楽しみに、本当に楽しみにしております。
 P.S. この番組のプロデューサーの田中美登里さん、ファンです。
 稲原豊命

ミュージックバードからコメント紹介の許可をお願いしたのち、もう1通お便りが届きました。

 いちリスナーの私に、わざわざ電話を下さりました事、ありがとうございました。
 電話でうまく伝えられたかどうかわかりませんが、片山さんの一番スゴイところは、日々の生活のなかで、なんとなく、ひょっとしたら、もしかしたらそうなんじゃないかかと思っている事が、ズバリと言い当てられる事、つまりサイレントマジョリティの声になっている所です。うん、そうか、そうなんだ、ミュージックバードを聞いてて良かった。
 (以下別の話題に移りますので略)

本をつくっていて、こういう“熱い”反応をいただくことはめずらしいため、編集者としても感激してしまいました。「片山杜秀の本」そして「ラジオ・カタヤマ」シリーズは、今後もどんどん刊行していきたいと思っています。ぜひお楽しみに!

[木村]